鹿男あをによし
ストーリー
《4/6》
そのとき、佐倉が堀田の面紐が緩んでいると主審にアピール。堀田はコートの外に出ることを許され、ふらつきながら小川たちの元へ。身支度と治療のため面を取った堀田は、大粒の汗を滴らせ、憔悴しきった表情をしている。そんな堀田にいたたまれない気持ちになった小川は、この試合に勝ったらどんな願いごとも聞いてやると、思わず口にする。すると、堀田は「いいんですか、高くつきますよ」と薄い笑みを浮かべる。そして、思い出したように「さっきは、どうも」と礼を言う。小川があきらめるなと言った言葉で、目が覚めたと言うのだ。そして、絶対に勝ちます、と力強く言うとコートへ戻っていく。全身に凛とした緊張感をみなぎらせた堀田は、さらにキレのある動きを見せると華麗な面を奪い、見事、優勝する。
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