鹿男あをによし
ストーリー
《8/11》

日本の地面の下には巨大な鯰が潜んでいるが、鹿島大明神が頭を、奈良の鹿、京都の狐、大阪の鼠が尻尾を押さえている。そのため鯰は動くことができず、日本は平穏を保っているが、鹿島大明神が旅に出かけたりして押さえがなくなると、鯰が暴れ出すことがある。東の方で地震が起こるのは、きまって大明神が不在のときだという。それでも、鹿、狐、鼠は1800年前に"鎮め"の役を任されて以来、ずっと持ち場を動かずにいる。彼らは"サンカク"="目"の力を借りて鯰を鎮めているが、それはネジを締める道具のようなもので、奈良、京都、大阪のネジをしっかり締めることで鯰の尻尾を押さえることができるのだ。ところが、ネジは緩むので、六十干支、つまり60年に一度の神無月(10月)に、鹿から鼠、鼠から狐、狐から鹿へと"目"を移してネジを締めなおさなければならない。

前へ|次へ

もどる
0.鹿男あをによし TOP

(C)フジテレビジョン