鹿男あをによし
ストーリー
《9/9》

鹿は"サンカク"を奪ったのは、鼠だと言う。それを聞いた小川は、力なく苦笑する。鹿、狐、鼠と、昼間に見た剣道の胴に描かれていた3つの動物が、そのまま話に出てくるとは、自分はやはり神経衰弱なのだろうと。

鹿は、そんな小川の顔に顔を近づけると、小川の鼻に自分の鼻を押し付け、"運び番"として失格だから印を付けたと言う。そして、印を見て気が変わったら会いに来いと言うと、鹿は帰っていく。

翌朝、洗面をしようと鏡を覗いた小川は唖然とする。なんと、鏡のなかに鹿の顔をしたスエット姿の自分が立っていたのだ――。

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