アタシんちの男子
- 第6話 -

あくる朝、優は、ネットカフェを訪れ、千里を迎えに行く。優は、もう少しで変われそうな智のことを見てあげてほしい、と言うと、あいつには負けたくない、と続けた。

優とともにトリックハート城に戻った千里は、どうして遺産を探しているのか、と風に切り出した。それに対して、遺産探しは新造の隠された顔を暴くため、と答える風。新造のことを知りたいと考えていた千里は、翔とともに暗号の解読をはじめ、刻印されている文字がアルファベットに変換できることに気づく。並べ替えると、それは『LIVING』だった。

千里たちが手分けしてリビング内を探し始めると、そこに猛たちもやってきた。猛は、智とともに、アタッシュケースの中身、高級カツラを探していた。そこに、自分は風の婚約者だと思い込んでいるチーコ(レイザーラモンHG)が現れた。チーコは、サーベルを取り出し、千里さえいなければ風は自分のものだ、と言い放つ。そんなチーコの前に立ちはだかったのは智だった。チーコが持っていたサーベルに布をかぶせ、それを消してしまう智。チーコはその場に崩れ落ちた。優は、そんなチーコに手を差し伸べ、玄関まで送っていこうとした。そのとき、チーコの髪を見た猛が、カツラを返せと叫んで彼に飛びついた。が、逆に投げ飛ばされ、柱に激突する猛。その衝撃で、装飾品のひとつが落ちた。するとそこには鍵穴があった。

千里たちがその鍵穴に鍵を差し込むと、暖炉が動いて隠し部屋への通路が出現した。中に入った千里たちを迎えたのは、みらくるん2号だった。そのとき、千里の携帯電話が鳴った。父親の徹(鶴見辰吾)からだった。大事な話があるから会いたいのだという。千里は、仕方なくその場を後にした。

風たちがみらくるん2号を囲んでいると、そこに時田(山本耕史)が現れた。するとみらくるん2号が、「君たちは嘘つきだ」などと言い出す。次の瞬間、みらくるん2号の胴体が開いた。そこにあったのは、兄弟それぞれの名前が記された6本の巻物だった。風以外の6人は、それぞれ、自分の名前が書かれた巻物を開いた。そこで時田は、風の巻物を広げて読み上げた。「長男・大蔵風。実の父親は大蔵新造氏」。その言葉に猛たちの表情が変わった。

徹が、時田に頼まれて千里を呼び出したことを知った千里は、トリックハート城に戻る。待ち構えていた時田は、兄弟たちは全員出て行った、と千里に告げ…。()

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