ありふれた奇跡
-イントロダクション-
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このドラマはある男女とその家族を中心に描かれます。
とある日の夕方、駅のホームに立っている中年男(陣内孝則)。たまたまその場に居合わせた女(仲間由紀恵)と男(加瀬亮)は、その中年男が列車に飛び込もうとしていると感じ、咄嗟に突き飛ばします。しかし、中年男は死ぬつもりなどまったくなかったと言い、ふたりを強く非難しました。ここからドラマはスタートします。ふたりが、中年男が死のうとしていると感じたのには訳がありました。男と女には互いに人には言えない心の傷があったのです。それでもふたりの距離は少しずつ近づいていきます。そして、それぞれの家族――女はその両親と祖母の4人家族。男の方は父と祖父の男三人所帯。どちらも一見普通で、それほどの苦労も抱えていないように穏やかに見えます。しかし、それぞれの登場人物には心の傷があり、家族にも言えない秘密があり…。
現代社会に生きる孤独な人間が不器用に交流し、心を開いていくことによって希望を見出していく人間ドラマが、山田作品ならではの台詞回しと、独特の空気感の中で描かれていきます。ドラマファンの期待に必ずや応えるであろう『ありふれた奇跡』にどうぞご期待ください。
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