Ns'あおい
-物語-
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あくる朝、あおいは、受付で昨夜の女性のことを尋ねた。が、何故か女性は桜川病院に運び込まれていなかった。
午後、あおいは、緑川から特別室の担当を命じられる。その部屋に入院したのは、なんと野呂だった。野呂は、会社の定期健診で便の潜血反応が陽性だった、と田所に話したところ、検査入院をするよう勧められたのだという。

仕事を終えたあおいは、高樹や北沢、片桐(鈴木浩介)とともに、行きつけの居酒屋「番長」を訪れる。あおいから野呂の話を聞かされた高樹は、新薬の契約をとるために必死なんだろう、と野呂に同情する。すると北沢は、来年度から薬は本院が一括仕入れすることになった、と言い出す。しかも、野呂の会社は納入業者のリストから外れているのだという。内科主任の田所は、当然そのことを知っているはずだった。憤慨するあおいに、「MRが医者のタイコ持ちなら、さしずめナースは医者の召使いってとこかな」と皮肉っぽく言う高樹。片桐も、野呂だけでなく、自分もあおいも替えのきく使い捨てパンツのようなものだ、と続けた。

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