--赤い糸--
第六話

神社に来た敦史に、森崎は芽衣が来ていたことを伝える。そして森崎は、芽衣に何も告げずにいなくなるつもりかと、敦史を諭した。

芽衣への誹謗、中傷は頂点に達した。クラスの黒板に落書きされ、悪質なメールも後を絶たない。陸は、クラスメートに責めるのなら自分をと言うのだが、反応は冷ややか。ついには、芽衣に死を要求する生徒も。すると芽衣は、全ては自分のせいだと語りだす。だが、せめて沙良には自分がしたことを分かって欲しかったと。そして、沙良を忘れないためにも死ねないと芽衣は強い意志を示した。

その頃、芽衣の母、幸子(渡辺典子)を敦史が訪ねてきた。敦史は自分が転校することを告げ、夏実が持っていた写真を示して過去の出来事を問う。すると幸子は、自分と芽衣のつながり、本当の母親のことなど真実を語った。敦史は過去の真実を知った上で、自分の芽衣への気持ちを正直に幸子に話す。そして、芽衣とは別れると約束した。

引越し前夜。敦史は、芽衣を呼び出した。久しぶりの連絡に慌てて飛び出ると、家の前に敦史がいる。連絡がなかったことを心配する芽衣に、敦史は付き合うことに冷めてしまったと別れを告げた。理由を問う芽衣だが、敦史はウザイと取り合わずに去ってしまう。

次の日、芽衣は学校帰りに神社へ向かう。そこには敦史と、引越しを手伝う田所麻美(石橋杏奈)の姿があった。芽衣は敦史が麻美を好きになったのだと誤解。会えなかった時間の辛さを訴える芽衣は"運命を信じる"なんて簡単に言わないで欲しいと訴えて走り去った。

[前へ]

もどる
0.赤い糸 TOP

(C)フジテレビジョン