--赤い糸--
第六話

竹宮芽衣(南沢奈央)や西野敦史(溝端淳平)たちの中学3年生の夏休み最後の日。芽衣の部屋に、残った宿題を片付けるため山岸美亜(岡本玲)と中西優梨(鈴木かすみ)が来た。芽衣は修学旅行以来、敦史に会えないどころか、連絡もつかずにいた。そんな芽衣の携帯電話に"人殺し"と抽象する非通知の電話が入る。

その頃、敦史はリハビリ施設に移る母・夏実(山本未來)に付いて行くため、マンションの部屋を片付けていた。その時、敦史は整理中の荷物の中に、アルバムを見つける。中には、幼い敦史と並んで眠る赤ちゃんの写真。裏には"アッくん1才、めいちゃんと"と書かれていた。

翌朝、芽衣は大叶神社に立ち寄ってから学校に向かう。中川沙良(桜庭ななみ)の早期退院と、夏実の回復を願う絵馬をかける芽衣を森崎孝道(小木茂光)が見ていた。学校に着いた芽衣には、嫌がらせが始まる。上履きが汚されてゴミ箱に捨てられていた。また、担任の井上隼作(矢柴俊博)は沙良が退院したと生徒たちに報告。だが、このまま大阪の学校に転校すると言う。

帰り道、芽衣と美亜、優梨、高橋陸(木村了)は沙良の家に寄る事に。家に着くと、沙良が玄関から出てきた。芽衣は、修学旅行での出来事を謝ろうとするのだが、沙良には通じない。なんと、沙良は事故の後遺症で記憶を失っていたのだ。芽衣たちは、沙良の母親から娘のことは忘れて欲しいと言われてしまう。帰り道、美亜たちと別れて1人になった芽衣を、陸が追って来た。芽衣は、自分が沙良の思い出を全部消してしまったと涙を流す。

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