--赤い糸--
第五話

敦史は医療センターに行き、幸子から言われたことを夏実に問いただす。だが、夏実は答えようとしない。神社に戻った敦史を、田所麻美(石橋杏奈)が待っていた。夕食を一緒に食べた麻美を敦史が送る。その2人を、芽衣と陸が見てしまう。陸は学校を休んでいる芽衣を呼び出し、悩みを聞こうとしていたのだ。陸は、敦史に声をかけなくて良いのかと尋ねるが、芽衣は大丈夫だと言う。そんな芽衣は、敦史も最近登校していないことを陸に教えられた。しかし、修学旅行以来、芽衣と敦史の連絡は途絶えている。

次の日、芽衣は陸と一緒に久しぶりの登校。美亜たち仲間は、芽衣の復帰を喜ぶのだが、他のクラスメートの視線は冷ややか。沙良の事故の原因、それに関わった芽衣と陸への暗い疑惑が膨らんでいた。

敦史は、夏実をリハビリセンターに移し、自身も引っ越そうと考える。そして、薬物を流していた村越浩市(松田賢二)を訪ね、これ以上夏実には関わらないで欲しいと頼む。すると、村越は思わぬ事を言い出す。それは、幸子から聞いた過去の事実を裏付けていた。

思い悩む敦史は、芽衣に電話する。久しぶりの敦史の声に喜ぶ芽衣。携帯で話しながら、2人は神社で会う。敦史は、母が病気で入院していると告げるが真実は言えない。そして、病気の時ぐらいは傍にいたいと続けた。また、夏休み中は会えなくなり、連絡も出来なくなると思う敦史にうなずく芽衣。別れ際、芽衣は敦史を信じて良いのかと聞く。笑顔で答える敦史だが…。

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