--赤い糸--
第四話

修学旅行初日、団体行動で盛り上がる芽衣たち。その夜、風呂上りの芽衣は沙良から孤独だった日々を打ち明けられる。沙良は、そんな孤独から救ってくれた芽衣に感謝していた。芽衣も、沙良に教わったことがあると答えた。

男子部屋では敦史が陸たちとトランプに興じている。そこに、担任の井上隼作(矢柴俊博)が顔を出す。敦史を呼んだ井上は、夏実が怪我をしたと報告。電話した森崎孝道(小木茂光)から、自分がついているから心配ないと言われる敦史だが、芽衣にわけを話し、病院に行くため自由行動が出来なくなったと詫びる。気にしないでと答える芽衣に、敦史はひとつの提案をする。

芽衣と敦史は、秘かにホテルを抜け出した。一足早い自由行動だ。夜のグラバー邸に着くと、敦史は初恋の話を始める。それは、8歳の誕生日に1人の女の子に出会ったことということ。話を聞くうちに、芽衣はその女の子が自分だと気づく。その子を今でも好きで、16歳の誕生日を一緒に過ごしたいと告白する敦史は、芽衣に運命を信じるかと聞く。信じると答えた芽衣と敦史は、キスをした。

ホテルに帰った芽衣を沙良が待っていた。芽衣から敦史との運命的再会を聞いた沙良は、自分のことのように喜び、自分は陸のことが好きだと打ち明けた。

翌朝、1人で出かけようとする芽衣を陸が追いかけてきた。一方、沙良は美亜たちと行動を共にするのだが、陸がドタキャンしたことが気にかかっていた。そんな時、沙良たちは芽衣と陸が一緒にいるところを目撃してしまう。沙良は、芽衣の携帯に電話する。すると、芽衣は1人でいると答えた。

芽衣がホテルに帰ると、沙良や美亜たちに問い詰められる。芽衣に裏切られたと思い込んだ沙良は、屋上に向かう。沙良を追いかけた芽衣は、事実を話そうとする。だが、沙良は屋上から身を翻してしまい…。

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