--赤い糸--
第四話

竹宮芽衣(南沢奈央)が、中川沙良(桜庭ななみ)と初めて会ったのは中学2年の時。上級生にゴスロリファッションをからかわれ、いじめられている沙良を芽衣が救ったのだ。

中学3年生でクラスが一緒になり、すぐに沙良は芽衣たちの仲間になった。目下の話題は、間近に迫った長崎への修学旅行。登校してきた芽衣と沙良が下駄箱で靴を履き替えていると、西野敦史(溝端淳平)が声をかけてくる。敦史は、芽衣に話があるようだが、藤原夏樹(柳下大)と神谷充(田島亮)に割り込まれ、言葉を飲み込んでしまう。仲間たちがいる前では、なかなか言い出せない敦史だが、修学旅行中の自由行動日の計画を立てているホームルームの時間、意を決し芽衣に告げる。「もしよかったら、一緒に回らない?」。
下校時の下駄箱で、山岸美亜(岡本玲)や中西優梨(鈴木かすみ)たちが敦史の行動をほめつつも、芽衣をからかっている。と、そこに敦史が来た。

敦史の行動に興味津々なのは女子ばかりではない。下校中の夏樹や充が、高橋陸(木村了)と自分も誰かを誘おうなどと話していると、美亜たちが下駄箱での出来事を報告。みんなで盛り上がるが、陸は…。

芽衣と敦史は、長崎のガイドブックを買って、フードコートでスケジュールの打ち合わせ。敦史が芽衣を家まで送る途中、2人は川口ミヤビ(平田薫)と会う。そこに安田愁(若葉竜也)と、村越浩市(松田賢二)が現れた。村越を見た敦史は、芽衣に行こうと促す。どうやら顔見知りの様子。去ろうとする敦史に、母親の具合を尋ねる村越。だが、敦史は答えなかった。

家の近くまで来ると、芽衣を呼びかける声。買い物帰りの芽衣の母、幸子(渡辺典子)だ。芽衣に紹介されて、敦史が挨拶。すると、敦史の姓名を知った幸子は住まいや、母親の名を問いかける。母は入院していて、名は夏実(山本未來)だと敦史が答えると、幸子は少し動揺した様子。そんな母子を残して、敦史は帰って行った。

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