アテンションプリーズ
-Interview-

Q.第8話で、最後のひとり、洋子(上戸彩)をOJTに送り出したわけですが、訓練生たちにバッジを渡すシーンは、どういう思いで演じられたのでしょうか。

A.私も、オフのときはみんなともっとワイワイ過ごしたかったんですけど、教官役をやるということで、その気持ちを自制した部分があったんです。役のために、みんなと距離をとって…。あの子たちより長く人生を経験している分わかるのは、情というのはどんどん沸いてくる、っていうこと。ただ、ここに来ている意味っていうのは、この役を全うしなくちゃいけないことで、彼女たちも訓練生という役を全うすることなんですよね。どうしても情に流されそうになるんですけど…。
凄く距離を置いていたので、いろんなことが見えていて、いろんなことがわかってるんだけど、それを彼女たちに伝えきれていなくて、伝えることを止めた方がよくって…っていう、そんなジレンマがあのシーンでは一気に発散できた感じがありました。ひとりひとりにバッジを配るときに、決められたセリフだけでなく、ひと言ずつ思いを添えて言いたかったんですけど、これは三神という役なので、ホントに1行くらいの方がいいと思ったんです。

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