ハチワンダイバー
-第10話-
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菅田健太郎(溝端淳平)は、「鬼将会」大将・桐嶋清十郎(石橋蓮司)が、中静そよ(仲里依紗)の父親だと知り愕然とする。一方のそよは、拳を握り締め、怒りに震えている。桐嶋はそよに、自分が憎ければ将棋で勝負しろと言うと、菅田が名乗り出る。そして、命を賭けた対局が始まる――。

ところが、あらゆる戦術を吸収し、千手先まで見通せるという桐嶋に、菅田は手が出ない。

桐嶋は、この程度の男では自分のいる将棋の高みには届かないと菅田を見下す。するとそよは、桐嶋は高みになんていないと反論。そして、自分は「関ヶ原の対局」のことを知っているのだと言う。「関ヶ原の対局」とは、18年前、東西の天才棋士が対局した真剣勝負で、関西最強の真剣師に対し、関東からはプロ入りを控えた桐嶋が選出。桐嶋は1億円を賭けたその勝負に勝利するが、警察に踏み込まれ逮捕されてしまう。当然、プロ入りもなくなり、出所した桐嶋は荒れた挙句に「鬼将会」を作ったのだ。しかしその後も、将棋に夢中で家族も省みず、病弱だったそよの母・凪(戸田菜穂)は亡くなってしまう。

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