33分探偵
- 調査報告書(16) -
【依頼内容】自ら小道具を作る主役
"こよりの達人"(?)としては、撮影用にこより作りの素人であるスタッフが作ってるのを見て黙っているわけにはいかなかったのだ。なぜ自分で試さないのかといえば、同じく"こよりの達人"(?)である水川さんが「事前にあまりやっちゃうと免疫ができて、本番までに(鼻がこよりに)慣れちゃうから」だそうだ。やはり達人の言うことは違う。その後、水川さんとスタッフが離れた後もスタジオの隅で"本番用こより"を1人黙々と作成していた堂本さん。主役自ら小道具を作るとは、なんとも涙ぐましい光景だ。
そんな中、撮影の準備が着々と進んでいたスタジオには新たなハプニングが起きていた。この日の天気は雷をともなう豪雨だったが、なんと雨漏りが発生。天井にある窓枠から数秒感覚でポツリ、ポツリと落ちてくる雨水。慌てて落下地点にバケツを置くが今度はカン、カンと落ちてくる雨音がうるさい。とりあえずリハーサルはそのままでやったが本番はそういうわけにもいかない。豪雨なので屋根に上がって修理をするのも難しい。悩んだ末、スタッフが出した結論は「雨水を2階で受け止めちゃおう方法」。まずは柄の長い虫取り網(なぜ虫取り網が現場にあったかは不明)の網部分にバスタオルを入れる→それを持って六郎の部屋になっている2階にあがる→手すり際に立ちそこから雨の落下地点へ網を伸ばす→雨水は網の中のバスタオルに吸収され、音もしなければ撮影が行われている1階にも落ちない…というわけだ。
こうして…
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