帰ってこさせられた
33分探偵
-INTERVIEW-
Q23:関西編があるなら、今後は東北編とかもできそうですね。
そうですね。なまはげが登場したり、六郎がカニに乗って移動したりすれば成立するので、何でもできちゃいますね。それはこの作品のすごいところでもあります。なんだったら海外でもいい。撮影は国内でチープな背景を合成して、外国人のエキストラの方をたくさん歩かせて「これは海外だ」と言い張ればいいだけのことですから。そういう意味では今後も事件現場に困ることはないですね。最悪、壁に風景画を書いてもOKだと思います(笑)。
Q24:テレビドラマの常識が壊れそうです…。
いいでしょう、壊していきましょう。むしろ、壊すべきだとすら思います(笑)。
Q25:今回も現場に笑いが溢れているようですが、印象的だったことは?
どれもこれも印象的であげきれないくらいですが、一番の収穫はチーフ助監督の存在ですね。彼はいつもでっかく "44"と書かれたキャップをかぶってくるんですよ。「33分探偵」なのに44ですからね。なんで11足してるんだって話じゃないですか。空気読もうよってツッコむと「ロケではこの帽子をかぶるのが僕のポリシーです」の一点張りで譲らないんです(笑)。さらに、ある日の撮影現場では監督が「本番!」って言ったら「うるさい!」と一喝して自分で「本番いきます。よーい、ハイ!」って言ってました。ついつい言っちゃったみたいなんですけど、みんな笑っちゃって本番にいけませんでした。さらには、業務連絡用のトランシーバーを使って、差し入れのドーナツを自分の分を確保しておけと言ってみたり、ドーナツが温かい部屋に置かれていることがどうも気になったみたいで「(ドーナツ)大丈夫なのか?」って変なところに気が回ったり、「ドーナツなら6個いける」というどうでもいい情報をみんなに知らせたりする、なかなか手強い人ですね。
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