帰ってこさせられた
33分探偵
-INTERVIEW-

Q8:最終的にはということは、最初は"ナシ"だった(笑)?
ナシというより、僕自身にとってもテレビドラマ史にとっても、これまでにないことばかりだったので戸惑いが多かったんです。そもそも"テレビ局の要望で、解決できる事件を時間いっぱいに伸ばすことを堂々と口に出す探偵"という設定からして、ありえないですから。前半は、演じるのもかなり手探り状態だったと思います。

Q9:演じながら戸惑いは払拭することができましたか?
そうですね。現場は戸惑いを感じるひまがないくらい笑いが溢れてましたから。簡単に言うと「くだらないから」なんですけどね(笑)。

Q10:見る側も、演じる側も楽しめる作品なんですね。
大げさな表現じゃなく、本当に笑いをこらえるのは大変なんですよ。今日の撮影でもこらえきれず何度か笑ってしまいました。キャストもスタッフなど、大人がすごく忙しい思いをして撮ってるのがコレだと思うとなんてバカバカしいんだって思うじゃないですか(笑)。でも、こういうことが幸せなのかもしれないと思わせてくれる作品なんです。これからもっと年を重ねて振り返った時に、今よりもっとおもしろくなるんだろうなと感じさせてくれる作品であり、現場ですね。

Q11:振り返る間もないくらい、年を重ねてもフジテレビの要望で六郎を演じてる可能性もありますよね?
僕が60代になっても六郎をやってるのは、ちょっと理想かもしれません。60歳を過ぎても今とまったく同じことをやってる六郎って、いい意味での見苦しさも加わって相当おもしろいと思うんですよね。もっと年を重ねてからも演じたい役です。

Q12:「帰ってくるのか!?33分探偵」では小学生の六郎も登場しました。
直接の絡みはなかったんですが、(六郎を演じた)前田旺志郎くんが現場を見学に来てくれました。差し入れのドーナツを6個食べてましたね(笑)。

Q13:どんな話をされたんですか?
"ギロン"を教えたんですが、練習しながら難しいな〜ってつぶやいてました。後半は見学に飽きたのか、衣装さんから借りた扇子を上に投げてドアのさっし部分にひっかける遊びを一生懸命にやってましたよ。

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