プリンセス・ダイアナ
最後の瞬間
〜衝撃の死10年目の謎に迫る〜
◆31.Aug,1997
10年前、あの現場で
10年前の1997年8月31日に日付が変わった深夜、フジテレビのパリ特派員であるAから、その後任として赴任準備のため出張に来ていたKに1本の電話がかかってきた。「ダイアナさんが事故にあったんだって」と。「イギリスですか?」と問いかえすKにAは「パリなんだって」と一言。そして「現場に向かってよ」と。
半信半疑のまま、K自身、何度も車で通ったことのある、事故現場となったトンネルに向かった。
「あの車にダイアナさんが乗っていたはずがない」同じ女性として、Kにとってダイアナ妃は、いつも美しく、輝きを放ち、生き生きとしたイメージの強い、憧れの女性であっただけに、彼女があの車の中にいたとは信じがたかった。それほど車はメチャクチャに大破していた。
とりあえず車の残骸がまだ生々しいトンネルをバックにVTRレポートを撮った。ダイアナ妃の安否はわからぬままに。
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