Dのゲキジョー
〜運命のジャッジ〜
ドラマの終了と共に、取材で毎日のように祐実のもとに押し寄せていた記者たちは一斉にいなくなり、かわりに雑誌をにぎわし始めたのは祐実に対するバッシング記事。天才子役は大成しないなどと…ワイドショーや週刊誌に叩かれた。祐実は「自分もこのまま消えていってしまうのでは…」という恐怖に襲われた。
仕事の数も減っていった。祐実は仕事が減った事を周りの人々のせいにして、今まで支えてくれたスタッフ達や家族すら信じられなくなっていった。「仕事できなくなるなら死んだ方がマシ。」と、部屋の中に閉じこもり毎日泣いていた。いわゆる"ひきこもり"になったのだ。
そんな祐実を救ったの母の一言だった。「今のあんたを見て使おうと思う人なんて誰もいないよ。」この一言で祐実は目が覚め、前向きに生きていかなくてはと思えるようになった。この時から撮影の現場には母・有里さんに来てもらうことになり、母娘二人三脚での再起に挑んだのだった。
母が立てた戦略は "子役からの脱却"。それまでのイメージを払拭し、大人のイメージで本格派女優に転身するため、祐実は「週刊プレイボーイ」などで水着のグラビアにも挑戦した。祐実17歳。戦略は見事成功し、大きな話題となった。
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