☆Stage1(12月上旬〜中旬)
[ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄX'mas〜恋のｸﾘｽﾏｽｺｰﾃﾞ(ｺｰﾃﾞｨﾈｰﾄ)〜]
12月某日
久々に訪れたお台場は、まるですべてが光の粒でｺｰﾃｨﾝｸﾞされたかのようにまばゆく輝く｢光の街｣となっていた。
ゆりかもめの台場駅を降りた僕達は、とりあえずｸﾘｽﾏｽｹｰｷの予約をしようと｢ﾎﾃﾙ日航東京｣に向かう。すぐ隣のA子が、微妙な距離を取って歩くように感じるのは、僕の思い過ごしだろうか。･･･どことなくぎこちない僕らを迎えたのは、暖かな6000灯もの光の粒。
｢きれ〜い。素敵〜｣
｢ほら、あっちにはﾂﾘｰがあるよ｣
白を基調とした飾りや光るｵｰﾅﾒﾝﾄで彩られた荘厳華麗なﾂﾘｰだ。高さ8.6m、ﾌﾞﾙｰに輝く電球(3000球)を使用したｽﾍﾟｼｬﾙｴﾃﾞｨｼｮﾝがなんとも幻想的。見ているだけで心が暖まる。まるで無邪気な子供のようにはしゃぐA子。
｢大きい〜。こんなの見たことないわ! 蛍がたくさん光ってるみたい。･･･こんな素敵なﾎﾃﾙでｸﾘｽﾏｽを迎えられたら最高ね｣
その言葉に思わずどきりとした僕は、彼女に悟られないように横を向く。
｢ﾎﾃﾙ日航東京｣を後にした僕らは、｢ｱｸｱｼﾃｨお台場｣へと足を進めた。今年の｢ｱｸｱｼﾃｨお台場｣は、『ｻﾝﾀCiTYお台場』に変身している。ﾃｰﾏは、“夢”と“思い出”と“ﾌﾟﾚｾﾞﾝﾄ”を持って夜空を跳びまわるｻﾝﾀｸﾛｰｽ、だという。
まず僕達を出迎えたのは、ｳｴｽﾄｹﾞｰﾄ側ｴﾝﾄﾗﾝｽ(ゆりかもめ、台場駅側)の壁面に飾られた、巨大な立体ｻﾝﾀｸﾛｰｽ。
｢あ〜ｻﾝﾀさんだ。かわいい〜｣
まったく、女の子はいくつになっても可愛い物には目がないらしい。
ﾌﾟﾁﾄﾘﾋﾞｱ→｢ｱｸｱｼﾃｨお台場｣の『ﾄｲｻﾞらｽ』には5000ｱｲﾃﾑものｸﾘｽﾏｽｸﾞｯｽﾞがあるらしい。｢へぇ〜｣
◎街灯
◎ﾎﾃﾙ日航東京より
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