#97 スタッフからのメッセージ
■フォアグラは量り売りですが、肉もどのくらい食べるのかを予め聞いてから焼いてくれるレストラン「ル・マンジュバン」は、楽しい店だと聞いていた私たちが想像していた以上の店でした。何が想像以上かというと、その肉の美味しさ、店の騒々しさ、そして、ちょっとエッチなプレゼントなどです。
まず、肉やフォアグラの美味しさは、選んだ素材そのものの味が抜群で、シェフ曰く牛肉はブルゴーニュ地方などの業者さんお勧めの品を使っているから美味しいのだそうです。
店の騒々しさについては、毎日ではないようですが夜9時頃になると、シェフのお父さん(名物おじさんと呼ばれている人)がやってきて、歌やラジオから抜粋したオリジナルのCDを店内に流し、すべての人を巻き込んでの演説。その上おじさんが自分で選んだ歌詞を配り、無理矢理客に歌わせ、それが終わると、ウクライナ出身の二人組のミュージシャンが演奏を奏でるという騒々しさで、これを9時前にやられたら、落ち着いて食事することはできなくなってしまいます。カップルや女性だけで行くにはちょっと騒々しすぎて引いてしまう感じになってしまうかもしれません。しかし、女性は確かに来ているようで、それがちょっとエッチなプレゼントで判明したのです。
店のカウンターの上に、女性の下着(パンティー)が100枚ぐらい(もっとかも?)引っかけられているのですが、それはマスターが考えた余興で、女性が身につけていたものを脱いで店に進呈したら、店からはシャンパンが1本プレゼントされるというちょっとエッチなものなのです。現実にかかっているということは、店で脱ぎ、シャンパンをゲットした女性たちがいるということなのですが、思ったよりたくさんの人がシャンパンを飲んだことになるのだなと感心してしまいました。下着を脱ぐのはトイレの中で、それを渡すのは、トイレのドアの上に開けられた三角形の窓からなのだそうです。そんな下着が飾ってあることも、三角形の窓があることも教えてもらって初めて気づいた私たちなのでした。取材当日店を訪れていた女性は3名。途中でマスターが「シャンパンをプレゼントしますよ!」と大声で知らしめましたが、挑戦者はいませんでした。普通はちょっと引きますよね。
料理のヒントを一つ。店の肉料理の付け合わせは、パセリとニンニクをまぶして揚げたジャガイモなのですが、ただ油で揚げるだけでなく、カモを焼いたときに出る油をジャガイモにかけていました。ジャガイモを香ばしくしてくれるのだそうです。フォアグラは、もし生が手に入ったら、下記の作り方で試してみてください。

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