金曜エンタテイメント
直木賞受賞作品
ドラマ特別企画
『空中ブランコ』

■佐藤仁美さん(安川広美役)
誇大妄想のモデルの役。モデル事務所での自分の立場を守ろうとするあまり、過剰な言動をしてしまうという難しい設定の役でしたが、仁美さんだからこそ嫌味なく、等身大の「広美」のキャラクターが出来上がったと思います。ストーカー達を幻滅させる目的で、公衆の面前で『尻を掻く』や『鼻に指を入れる』という動作も、思い切って演じてくださいました。

■遠藤憲一さん(猪野誠司役)
強面の遠藤さんが、秋刀魚の頭の先でも見れば震えだすというそのギャップが最高に面白い。尖端恐怖症のヤクザという役を、ご本人自身がとても楽しんでくださり、細かな動作のプランも積極的に出してくださった。また「猪野」というキャラクターの、強がっている建前の部分と、非常に素直な本音の部分をとてもわかりやすく演じてくださいました。

■松重 豊さん(吉安役)
短刀を腰に差していないと夜も落ち着いて眠れない、ブランケット症候群のヤクザ・通称「ヤッパのヤス」を怪演してくださった。1シーンのみの出演だが、その存在感は絶大。遠藤さん扮する尖端恐怖症のヤクザ・猪野との対峙シーンは必見です。

■飯沼誠司さん(内田役)
空中ブランコでの公平のキャッチャー役。ライフセーバーの資格を持っているだけあって、その身体能力の高さにはスタッフ一同度肝を抜かれた。クランクイン前の空中ブランコの練習。ブランコにぶら下がって体を振る動作は、見た目以上に難易度が高いが、飯沼さんは早くも3日目にしてコツをマスター。指導のサーカス団員からスカウトの声がかかった(笑)ほどでした。実際に相手をキャッチすること以外ほとんど全ての動作は、飯沼さんご本人が地上9メートルの高さのブランコで演じてくれたものです。連日深夜に及ぶサーカステント内での撮影でも、愚痴一つこぼすことなく、むしろ楽しんでさえくれたようで、とても感謝しております。
(プロデューサー 橋本芙美)

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