純愛ディソナンス

毎週木曜よる10時

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Special Talk 前編

まず、台本を読んでの印象からお願いします。

中島裕翔(以下 中島) いわゆる“ドロドロしている不倫もの”ではない、ひとクセもふたクセもあるような台本で……。ちょっと難解でもあるんですけど、正樹と冴が起こす不協和音“にいろいろな人が巻き込まれていって、またそれに影響されていく正樹たち……みたいな、人間関係が二重にも三重にもなっているので、これからどう展開していくのか僕自身も凄く楽しみにしているところです。そういう作品だからこそ、ひとつひとつ丁寧に描いていかないと計算が狂って破綻しそうな、繊細であり大胆であり、という台本で、しかもそれがオリジナル作品ということなので、いまの時代に希少な作品でもあると思っています。

吉川愛(以下 吉川) ひと言では言い表せない作品だなと感じました。私も、これまでにいろいろな役をやらせていただいたのですが、いままで以上にもっと丁寧に演じて、見てくださる方に分かりやすく伝わる作品にしたいなと思っています。

おふたりは初共演ですが、お互いの印象は?
事前に感じていたイメージと違った発見はありましたか?

中島
見た目どおり可愛らしくて凛とした女性だなというイメージなんですけど、意外とサバサバしている部分もあったりして。そこがちょっと印象と違ったかな、という感じです。(吉川に)人見知りですか?(笑)
吉川
人見知りです。
中島
普段のスタンバイ中とかも、スーっと人より早めにいなくなって壁とかにもたれているんですよ。でも、やっぱりこういう役柄の関係性だから、「ちょっとコミュニケーションとっておかなきゃな」と思ってたくさんしゃべりかけているので、「ウザい……」って思われてないかな、と(笑)。
吉川
思ってないです(笑)。
中島
思ってない?(笑)。でも、ちょっと抜けているようなところもあって、それが冴っぽいなとも思いました。冴が周りからツッコまれたりするようなコメディーっぽいところもあるので、そういうところが似ていて。「ああ、冴ちゃんだな」と思って見ています。
吉田
中島さんは、小さいころからテレビで見ていた方で。。
中島
俺もそんな風に思われる年になったのか……。
吉川
思いました。どう思われているのか気になるので、全体的に隠したいなと思って、なるべく(素の自分を)出さないようにしていたんです。多分、上手く話せないから私から話かけることはあまりないんですけど、気さくに話しかけてくださるので、凄く優しい方だと思います。
Special Talk 前編

では、中島さんの方から話しかけてもらえたのは……。

吉川
ありがたいです。
中島
だそうです!(笑)。「撮休のとき何してるの?」って聞いたら、「友達と外食に行く」って言っていて。あとテーマパークに行くっていうのも聞いて……。
吉川
昨日、行ってきました!
中島
行ってきたの?そういうマインドが、ちょっと「若いな」って思っちゃった(笑)。僕は割と、家でゆっくりしていたいなって思うタイプだから。あとは……好きなアニメの話とかね。
吉川
お互いに見ていた作品があったので、それについて話したりして。

自分からは話しかけられないとおっしゃっていましたが、
せっかくなのでこの場で聞いてみたいことはありますか?

吉川
凄く気になっていたことが……。最近の私の趣味というか、まつ毛美容液をたくさん塗ることなんです。(中島に)まつ毛、凄く長くないですか?私、ビックリして……。結構私は、正樹さんのことを見ているシーンが多いので、正樹さんが視線を落としたときとか、もう長くて……。それは生まれつきなのかな、と思って。
中島
生まれつきです(笑)。
吉川
凄く羨ましいです。
中島
俺も美容液、塗ろうかな?(笑)。でも、よくまつ毛のことは言われる。
吉川
しかも、すっごく濃いじゃないですか!
中島
濃い。よかったら、後であげますよ、抜いて。
吉川
欲しい!
中島
いらないだろ!(笑)。

ふたりの距離をより近づけるためにこれからやってみたいことはありますか?

中島
僕は、しれっと「愛ちゃん」って呼ぶようにしていますけどね(笑)。
吉川
ああ、確かに!私は「正樹さん」って……。
中島
全然それで。僕もたまに「冴ちゃん」って呼ぶときもあるし。

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