家の一族

12月24日(月・祝)よる9時30分

イントロダクション

フジテレビでは、クリスマスイブの12月24日(月・祝)に、金田一耕助シリーズ不朽の名作『犬神家の一族』が放送されることが決定しました。主演を務めるのは、「フジテレビ系ゴールデン帯ドラマ」初主演となる加藤シゲアキさん。ならびに、加藤さんが「フジテレビ系単発ドラマ」で主演を務めるのも初となります。
石坂浩二さんや古谷一行さん、西田敏行さんら名だたる名優陣が演じてきた「金田一耕助」。平成最後の「金田一耕助」をアイドルグループNEWSの一員で、小説家でもある加藤シゲアキさんが演じます。シリーズ屈指の名作『犬神家の一族』が聖夜に舞い降ります!

横溝正史さん原作の「金田一耕助」シリーズは、日本探偵小説史において金字塔を打ち建てただけでなく、日本映像史においても不朽の名作シリーズ。“ジャパニーズホラーミステリー”を確立したこの作品群は、21世紀になってもなお人々の心に鮮明な印象を残しており、現在に至るまでまったく色あせることなく愛され続けています。金田一耕助のたたずまいにとどまらず、人々の業に根ざした心情描写、息継ぎをさせない怒涛(どとう)のストーリー展開の数々は、現代のミステリードラマの教科書、まさに“祖”と言えます。そんな横溝正史さん作品の中でも史上最高のミステリーとの呼び声高い『犬神家の一族』が、平成最後となるクリスマスイブに舞い降ります!
金田一耕助と聞いて頭に浮かぶ“金田一像”は、非常にユニークで魅力的な人物です。人々の懐にフワリと入り込むチャーミングさもありながら、頭脳明晰(めいせき)な名探偵・金田一耕助は日本中で、今もなお愛され続けています。そんな希代の“名探偵”金田一耕助を演じるのは、加藤シゲアキさん。加藤さんが「フジテレビ系ゴールデン帯ドラマ」(午後7時~10時)で主演を務めるのは初、同時に、「フジテレビ系単発ドラマ」で主演を務めるのも初となります。なお、フジテレビドラマで主演を務めるのは、『0号室の客~Third Story 完璧な男~』(2009年12月11、18、25日放送)以来、実に9年ぶりとなります。天才勝負師や作曲家、刑事やカメラマンなど、幅広い役を演じてきた加藤さんが、<第15代目>の名探偵・金田一耕助をどう演じるのか、注目が集まります。平成最後にお届けする珠玉のホラーミステリー、金田一シリーズ『犬神家の一族』にぜひご期待ください。

加藤シゲアキ コメント

Q.フジテレビ系ゴールデン帯ドラマ初主演かつ単発ドラマ初主演について

「大変光栄に思います。またその放送日がクリスマスイブということで、少し早めにサンタさんからプレゼントを頂いたような気分です。なので次は僕自身が“金田一耕助サンタ”として、多くのご覧になられる方々に楽しい時間をプレゼントできるよう、このドラマを盛り上げていきたいと思います」

Q.「犬神家の一族」という作品(小説)について

「今回、演じるにあたり改めて読ませていただきましたが、“犬神家の一族”が書かれてから40年以上経っているにもかかわらず、今も全く色褪(あ)せない物語の求心力に脱帽させられました。ミステリーの様相を呈しながらも、人間の欲と愛憎にまみれた人間ドラマであること、だからこそ今も愛され続ける名著なのだと思っています。何度体験しても楽しいストーリーだと思っていますので、今まで数々放送されてきた“犬神家の一族”を見たことがある方にも、これまで一切“犬神家の一族”に触れてこなかった方にも楽しんでいただけるドラマにしたいと思います」

Q.名だたる名優陣が演じてきた「金田一耕助」を務めることについて

「ここに自分の名前が並ぶことが憚(はばか)れるような多くの名優が演じたことを思うと、改めて事の大きさに気が付かされました。役者なら誰もが憧れる有名なキャラクターであることは間違いなく、とてもわくわくしていています。どのように金田一耕助を演じたら楽しんでもらえるか、まさに金田一耕助の様に”ぽりぽり”と頭を掻(か)きながら模索しています。過去の作品群に敬意を払いつつ、加藤シゲアキならではの金田一耕助を演じたいと思います」

Q.意気込みと番組を楽しみにしている視聴者へのメッセージ

「金田一耕助シリーズの中でも特に人気である“犬神家の一族”に参加させてもらえることは本当に夢のようです。なにより僕自身、この作品が完成することを一視聴者として楽しみにしています。一見クリスマスイブっぽくないドラマかとは思いますが、むしろクリスマスイブだからこそ、犬神家の一族に訪れる奇々怪々を楽しんでいただければと思います」

プロデュース 金城綾香(フジテレビ 第一制作室)コメント

Q.企画意図

「金田一耕助シリーズは、日本ミステリーの祖です。名探偵の登場の仕方やトリックの数々、そして事件の舞台がもつ独特の世界観は、1972年に出版されてから46年経った今でもあらゆる世代の方々に親しまれています。『華麗・戦慄・愛憎・人間の怨念』とは、1976年公開の市川崑監督作「犬神家の一族」の予告に、書かれていた文句です。この4つの言葉は、昭和が終わって平成が終わるこの2018年であっても色あせることのない、映像エンターテインメントにとっての最重要要素です。日々たくさんのコンテンツが生まれていく現代、“不朽の名作”であり続けることは、簡単なことではありません。プロデューサーとして、作品“犬神家の一族”に、そして金田一耕助シリーズに深く憧れます。横溝正史さん、および映像化の際に携わられたすべての方々に敬意をもって、ジャパニーズホラーの真骨頂をお届けしたいと思います。クリスマスイブに、ぜひ“ちょっと怖い”プレゼントを受け取っていただければと思います」

Q.加藤シゲアキさん起用理由

「金田一耕助は、高いコミュニケーション能力を持ちながらも、ときに無神経であったり、確かな推理力を持ちながらも身なりには無頓着であったり、相反する特色を同時に持っており、一言でいうと不思議な魅力のある人物です。平成最後の金田一耕助には、その不思議な魅力を存分に発揮していただける方がいいと思っておりました。加藤シゲアキさんは、アイドルグループNEWSのメンバーであり、そして俳優業、執筆業でも大変ご活躍されています。その時々で、違った表情を見せてくださる加藤さんに、平成最後の金田一耕助を演じていただきたいと思い、オファーさせていただきました。横溝正史さんが、市川崑監督作品に時にカメオ出演されていらっしゃいましたが、加藤さんもご本人の著作である“ピンクとグレー”の映画の中で、カメオ出演をされていました。金田一耕助は、たくさんの素晴らしい方々が演じてこられていますが、横溝正史さんと同じ経験をされた金田一耕助は初めてだと思います」