2025.12.19更新
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男子ショート・女子ショート 12月19日(金) 19時~21時52分/男子フリー 12月20日(土) 19時~21時/女子フリー 12月21日(日) 19時~20時54分
数々の名演技と熱戦が織りなす国内最高峰のフィギュアスケート大会「第94回全日本フィギュアスケート選手権大会」が、12月19日(金)から21日(日)まで東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される。今回は、来年に迫るミラノ・コルティナ五輪への代表最終選考会を兼ねた4年に一度の特別な大会として、例年以上に大きな注目が集まっている。
日本女子を長くけん引し、今季限りでの引退を表明した坂本花織は、3月の世界選手権で銀メダル、さらにグランプリファイナルでも銅メダルを獲得するなど、ラストシーズンでも安定した実力を発揮している。そんな坂本に熱視線が注がれる中、同じくグランプリファイナルで銀メダルを獲得し、今季シニアデビューとなる中井亜美、5位の千葉百音、6位の渡辺倫果ら、勢いある選手たちも今大会に集結。それぞれが技術と表現力を磨き上げ、代表の座を巡って熾烈(しれつ)な争いが繰り広げられる。
男子シングルでは、北京五輪銀メダリストの鍵山優真が「全日本フィギュア」連覇をかけて臨む。今季も国内外の大会で安定した成績を残し、グランプリファイナルでは2位に入るなど、トップ選手としての存在感を示している。その鍵山を追うのが、中国杯優勝、さらにファイナルで3位となった佐藤駿。2月の四大陸フィギュアで4位、アメリカ杯で3位の友野一希も上位進出を狙う。また、カナダ杯3位の三浦佳生や、昨年の「全日本フィギュア」で3位に入った壷井達也らも優勝争いに名乗りを上げる。
ペアでは、世界の“りくりゅう”として知られる三浦璃来・木原龍一組が圧巻の強さを見せている。今年2月の四大陸フィギュア、3月の世界選手権をいずれも制し、勢いは止まらない。今大会では「全日本フィギュア」2連覇に挑む。
アイスダンスでは、昨年の王者“うたまさ”こと吉田唄菜・森田真沙也組が連覇を狙う。一方で今年9月、電撃的にアイスダンスに転向した紀平梨花が西山真瑚と組んだ“りかしん”が、全日本フィギュア初出場でどこまで食い込めるかも注目ポイントだ。
また大会翌日の22日(月)には、全日本メダリストたちによる夢の祭典『オールジャパン・メダリスト・オン・アイス2025』が開催される。競技とは一線を画す、選手の個性を存分に表現したプログラムに注目だ。
オリンピック最終選考を兼ねる今年の大会は、例年以上に緊迫感と熱気に包まれることは間違いない。“特別な全日本”で栄冠を手にし「ミラノ・コルティナ五輪への切符」をつかむのは誰か——。その瞬間をどうぞお見逃しなく。
(※選手情報は12月18日時点のものとなります。)
掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。