『わ・す・れ・な・い 巨大地震再び…教訓は生きたのか』

2024.03.09更新

報道・情報

「あの日」以来の大津波…どう命を守ったか

石川・珠洲市を襲った津波

『わ・す・れ・な・い 巨大地震再び…教訓は生きたのか』

<3月11日(月) 14時50分~15時45分>

今年1月1日(月)、能登半島でマグニチュード7.6の直下型地震が発生し、多くの命が奪われた。東日本大震災後、テレビ関係者は大災害を想定した「呼びかけ」など一人でも多くの命を救うための方策を考えてきた。その一つの場が『民放NHK6局防災プロジェクト』。NHK・民放キー局の6局は東日本大震災から10年となった2021年、共同の防災プロジェクトを立ち上げ、各局が保管する震災関連映像を交換し合うなどして、防災減災に関するドキュメンタリーやニュース企画を各局で制作・放送してきた。今年は、能登半島地震を受けて、この取り組みをさらに強い思いで続けていく。フジテレビでは、プロジェクトの参加番組として『わ・す・れ・な・い 巨大地震再び…教訓は生きたのか』を11日(月)に放送する。

元日に起きた能登半島地震。「ドライブレコーダーの」映像に着目し、“命を守るための行動”を検証していく。

東日本大震災から13年…。正月の能登半島を襲った最大震度7の巨大地震。そしてやってきた大津波・・・そのとき、あの日の教訓は生かされたのか。未曾有の災害を決して忘れず教訓とするため、13年にわたり放送してきたシリーズ『わ・す・れ・な・い』。これまで東日本大震災で発生した各地の津波を検証してきたが、本番組はシリーズの最新作となる。今回、注目したのは車に搭載された“ドライブレコーダー”の映像。記録されていたのは、能登半島地震で多くの建物の倒壊を引き起こした強烈な揺れ。そして、日本を再び襲った津波被害の恐ろしさだった。ある映像には地震発生の直後、わずか40秒間で4軒の家が次々と倒壊し、人々の避難を阻む様子が。また、最も高い津波の痕跡高を観測した能登町では、車の中に濁流が押し寄せる一部始終が“ドラレコ”に記録されていた。“あの日”以来となる大津波警報が出される中、住民が取った行動とは…そのとき東日本大震災という経験は生きたのか。津波到達地で撮影された数々の映像と証言を交えて、命を守るための行動を検証する。『わ・す・れ・な・い 巨大地震再び…教訓は生きたのか』をぜひご覧いただきたい。

石川・能登町 車内に濁流が押し寄せる瞬間を捉えたドラレコ映像

【コメント】
プロデューサー・宮下佐紀子(フジテレビ 情報企画開発部)

「正月の日本を震撼(しんかん)させた能登半島の地震では、多くの命が失われました。これまで映像と証言をもとに“命を守るための行動”を伝え続けてきた『わ・す・れ・な・い』シリーズ、着目したのは13年前と比べて大幅に普及が進んだドライブレコーダーです。人の目を介さない映像には、地震発災の瞬間から克明な記録が残されていました。今回の地震では揺れによる建物の倒壊や土砂災害が目立ちましたが、実は津波の猛威も相当であったことが明らかになりました。東日本大震災以来となる大津波警報が発表される中、人々の避難行動に“311”の経験は生かされたのか…取材を進めると、“教訓”が生きた面と、生かされなかった面の両面が浮き彫りとなりました。“自分だったらどうしただろう”と、皆さんが自分ごとに置き換えて防災を考えるきっかけになれば幸いです」

【番組概要】

『わ・す・れ・な・い 巨大地震再び…教訓は生きたのか』
≪放送日時≫
3月11日(月) 14時50分~15時45分
※放送後TVerとFODで見逃し配信。
≪スタッフ≫
プロデューサー:宮下佐紀子(フジテレビ 情報企画開発部)
演出:瀧秀一(フジテレビ 情報制作センター)

掲載情報は発行時のものです。放送日時や出演者等変更になる場合がありますので当日の番組表でご確認ください。