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【いきものみっけvol.2】~エコアナ梅津弥英子とヤンチャ盛りの怪獣(息子2005年生まれ)の2009年流のエコ~都会でも楽しむ方法があるはず!!
エコアナリポート!!

【いきものみっけvol.2】~エコアナ梅津弥英子とヤンチャ盛りの怪獣(息子2005年生まれ)の2009年流のエコ~都会でも楽しむ方法があるはず!!

[2009年3月6日更新分]

梅津弥英子のいきものみっけ
~エコアナ梅津弥英子とヤンチャ盛りの怪獣(息子2005年生まれ)の2009年流のエコ~ 都会でも楽しむ方法があるはず!!「いきものみっけ」
「いきものみっけ」 Vol.2
立春を過ぎ、関東地方でも春一番が吹き荒れ、春を意識する季節になってきました。
(とはいえ、春本番にはもう一息。まだ寒い日も多いですが。)
皆さま、いかがお過ごしでしょうか?

“いきものみっけ”の連載が始まり、寒さのピークも超えた?!と思われた時期も重なって(一時、東京は最高気温が20度を超える日がある程、暖かかったのです~♪)、怪獣との屋外活動に俄然、意欲が湧いていた私。

しかし、そんな時に限って。大好きだった祖父が他界し、珍しく怪獣が風邪を引き、仕事も相まって・・・いきものみっけ活動開始!なんて偉そうな事を言っておいて、今月はゆっくり自然と向き合う時間を取れずに過ぎてしまいました。(詳しくは、アナマガplus内・ちょっと深呼吸にて。
反省!!と同時に、改めて、都会に暮らす私は、忙殺を理由に、自然を無視しがちなのだなぁ~と、実感しました。

そんな今回は、ちょっと今年の冬のことに想いを馳せてみました。



関東以西にしか行く機会のなかった今年の冬。私は結局、雪らしい雪を見ずに終わりました。私の記憶では、私が成人を迎えた年の成人の日(1998年1月15日)に大雪に見舞われて大変な思いをして以来、東京で雪らしい雪を見ていないな、と思います。

私が小さかった頃を思い返すと、積もった雪で遊んだり、雪で滑る足元を気にしながら(楽しみながら?)登校したり、1シーズンに何度かは雪との遭遇がありました。

家族で雪だるまを作った時に、父が雪だるまに胸のふくらみをつけておどけていた事、
学校で制服のまま思いっきり雪遊びをしてしまい、着替えが無くて困った事、
一面、真っ白に雪が積もった庭に、どちらが先に庭に足跡をつけるかで姉と喧嘩した事。

都心の雪なので、当時から大した迫力は無かったにせよ、楽しい思い出ばかりが思い出されます。

今となっては、雪なんて降らない方が寒くないし面倒なこともなくて良い!と思えてしまいますが、では果たして、息子にとって雪との遭遇が無いことが、良いのか悪いのか・・・。スキー場に行けばいい!と簡単に割り切れない気持ちが残ります。

雪の記憶と同時に、私が冬の朝に楽しみにしていたのが、霜柱です。



小さい頃、『サクサク』と『ボコボコ』が混じった、『ボックボック』という様な独特な音と感触がたまらなく好きで、霜柱によって硬そうな地面がボコボコと不規則に持ち上がっているのを見付けると、走っていって踏みしめました。霜柱を地中から取り出して、「ホタテみたい~♪」と笑う私と、「キレイ~水晶みたい~♪」と見つめる姉・・・懐かしい記憶です(笑)

この霜柱もまた、最近見なくなりました。

雪の減少と同様、地球温暖化や都市部のヒートアイランド現象の影響が大きいのでしょう。東京での最低気温が氷点下になる事がほとんどなくなっていますから、当然の事かもしれません。
でももう1つ、霜柱が見られなくなった原因は、都市部において“土”の地表が激減している事があると思います。


私が中学校の時、学校の校庭がラバー(ゴム製の地面)に整備されました。砂埃による近隣への迷惑を考えた末と説明を受けましたが、「校庭の隅に植えていた花はどうなるのだろう?」「部活の水撒き当番での水遊びもなくなるんだなぁ~。」と、何ともいえない気持ちになりました。

最近、怪獣を遊ばせる公園も、アスファルトによって舗装されている事が珍しくありません。

土に触れる事は、いきものに触れる事につながります。虫が苦手だった私でさえ、植物を採ったり泥んこ遊びをしたり、土から得た楽しみは少なくありません。親になった今も、子どもにとって必要な事だと信じて疑わないのですが・・・現実は色々ありますね。


そんな中、今年の冬にたった1度だけ、1月の終わりの寒い日に、霜柱を見付けました。隣の家との僅かな隙間にある土の地表が、あの懐かしい起伏を見せていたのです。

思わず、「わぁ~♪」と声をあげ、小さい頃の様に走りよった私。手に取ると1.5~2cmくらいしかなくて、すぐに崩れてしまいましたが、踏みしめると、小さくですが、あの懐かしい音と感触が蘇りました。
(怪獣がそこにいなかったことが残念でたまりませんでした!!)

いきものみっけに参加していなかったら、
私が子育てをしていなかったら、
この霜柱に気付く事が出来たでしょうか??


古い家に育った私は、冬の朝起きると、部屋の中でも息が白く、凍える思いをしました。機密性の高い現代の住宅では、どうでしょうか?
(それでも怪獣は寒い寒いと言いますが・・・)

硬く閉ざされていた地中から植物が顔を出す=春の訪れ、そう思えた私。でも怪獣は、ツクシもフキノトウも知りません。
(タンポポ以外は、「はっぱ!」「おはな!!」という状態です。汗)

「春になったら、イチゴ狩りに出掛けて、怪獣に季節を感じてもらおう!」そう思い立った次の瞬間、
「確かにイチゴの旬ではあるものの、温室で育ったイチゴに季節感を託すのは、母親として情けない?!」
そんな感情が芽生えた私。
(せめて菜の花を見に行こうか・・・)

“意識して過ごしていないと、季節の移ろいに対して、鈍くなってしまう”なんて、ちょっと寂しいことかもしれません。
でも、現代に生きる私達にとって、そうする事で補えることがあると信じて・・・


来月は外に出るぞ~!!だから、早く風邪を治そう!
怪獣くん!!

環境省 <いきものみっけ> HP 【 http://www.mikke.go.jp/ 】

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