3月16日 豊島区立要小学校で出前授業『あなせん』を実施
[2021年4月8日更新分]
フジテレビ 松村未央アナウンサーのリポート
久しぶりの『あなせん』、母親になってから初めての『あなせん』でしたので今回参加するのを楽しみにしていました。今はコロナ禍とあって学校でもマスクをし、給食も一人で食べ、思い切り笑いあって遊ぶことができないと思います。そんな中、コミュニケーションの大切さを知ってもらいたいと思いました。今回は緊急事態宣言中ということもあり、できれば従来通り小学校を訪問したかったのですが、初めて小学校へは行かずオンラインでの授業となりました。
少しでもフジテレビらしい場所からと思い、『めざましテレビ』のスタジオからお送りしました。
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「こんにちは!」と話しかけると笑顔で手を振ってくれた要小学校5年生のみなさん。私たちもホッとしました。最初に自己紹介や提供読みの披露、そして発声練習や滑舌練習は一緒に行いました。子どもたちが一番沸いたのは提供読みと「ばらばりばるばればろ」の見本を早口でやったときです。素直なリアクションがとても嬉しく、少しでもアナウンサーの仕事に興味を持ってもらえたら嬉しいなと思いました。
授業のテーマは「スピーチ」でした。私たちアナウンサーに子どもたちがインタビューをし、それを紙にまとめて発表するというものでした。みなさん積極的に次々と色んな質問をぶつけてくれました。多かった質問は「アナウンサーになって大変なことは?」「会って嬉しかった人は?」などの質問です。「本番中にお腹は空かないんですか?」という可愛らしい質問もありました。
そして、いざ発表の時間になると、先ほどの質問を上手にまとめて、恥ずかしそうにしながらも堂々とみんなの前でスピーチをしていました。今回、短い時間ではありましたが、何かを聞き出すことや人前で話すことの楽しさを少しでも感じる時間になっていたら嬉しいです。私自身も、この授業を通してこれまでのアナウンサー生活を振り返ることになり、初心に戻ることができました。
ベストな環境での授業とはいかなかったものの、今できる最善を尽くしました。子どもたちも最後まで必死に聞いてくれましたし、一生懸命発表してくれました。それが何よりも嬉しく、今後も頑張っていこうという励みになりました。
文:松村未央(フジテレビ アナウンサー)
フジテレビ 堤 礼実アナウンサーのリポート
今回の『あなせん』は初のオンラインでの試み。
直接会ってコミュニケーションを図るのと、画面越しに会話をするのでは大きく異なります。最近ではテレビ番組の収録などでもリモートでのインタビューをする機会が増え、リモートならではの難しさというものを感じる事もありました。
今回参加してくれるのは小学5年生ということで、オンライン開催に対する不安もより大きかったのですが、その不安は授業開始と同時に消えていくことに…。
クラスの映像が画面に映った瞬間、子どもたちが笑顔で画面越しの私たちに手を振ってくれており、こちらからの問いかけに対しては何人もが大きな声で答えてくれます。1人1人と会話をすることは中々出来ませんが、こちらが発信したことに対してそれぞれがしっかり受け止めてくれていると感じました。
授業では、口の開け方や滑舌練習といった「話すこと」の基本的な練習を行い、その後インタビューをする際のコツをお話ししました。元気に大きな口を開けてくれる子もいれば、恥ずかしさが隠しきれない子など様々でしたが、普段の学校の授業とは全く異なる授業にみんな一生懸命参加してくれました。
実践では、クラスごとに分かれて松村アナと私にそれぞれ沢山の質問をしてもらい、最後には自分たちがインタビューしたことについて発表してもらうことに。
画面に映る楽しそうに発表をしてくれる子どもたちの顔を見ていると、対面で1人1人ともっとしっかり向き合うことが出来たらなと思いつつ、このオンライン開催でも「話すこと」「聞くこと」の楽しさを少し分かってもらえたのではと感じました。それと同時に、子どもたちに先生として教えていたはずが、「私自身もやっぱり話したり聞いたりすることが好き!その気持ちを忘れてはいけない!」と授業を通して子どもたちから大切なことを教えてもらったような気がします。
このような経験をきっかけに、より多くの子どもたちに話すことや聞くことをもっともっと好きになってもらえたらとても嬉しく思います。
今回の授業に携わってくださった方々、貴重な経験を本当にありがとうございました!
文:堤 礼実(フジテレビ アナウンサー)