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社会貢献トピックス

「ずっとおうえん。プロジェクト」
石巻市2か所で『にゃんこ THE MOVIE5』被災地支援上映会を開催

[2012年8月20日更新分]

「ずっとおうえん。プロジェクト」石巻市2か所で『にゃんこ THE MOVIE5』被災地支援上映会を開催

めざましテレビ』とCSR推進室では、CSR活動の一環としてDVD『めざましムービー』の無料上映会を2007年から継続的に全国各地で実施しています。
2011年3月の東日本大震災後に初めて発売される『にゃんこ THE MOVIE5』(8月15日発売)の無料上映会を、全国に先駆けて7月31日と8月1日、被災地石巻市で行いました。石巻市内と市内の離島・田代島は、今回の『にゃんこ THE MOVIE5』の舞台になっている場所です。石巻市内の避難所で家族と一緒に不自由な生活を余儀なくされた12歳のメス猫・ニャオニャオ。『にゃんこ THE MOVIE』シリーズに毎回登場し、<猫の楽園>として全国的に有名になった田代島で、震災を乗り切ってたくましく生きる猫たち。『にゃんこ THE MOVIE5』を見て頂いて石巻の方々を少しでも応援できればという思いで開催した無料上映会です。

石巻市中央公民館で、にゃんこの飼い主さんも参加して上映会

7月31日、今年で89回目を迎える『石巻川開き祭り』で賑わう石巻市内。治水で石巻の街を救った川村孫兵衛重吉扇に対する報恩感謝の祭りとして始まったお祭りです。水との闘いの長い歴史がある石巻だということを、改めて考えさせられます。

石巻市を一望できる日和山公園では、
31日朝「川村孫兵衛翁報恩祭」が
行われました。
日和山からは石巻市内の被害の
大きさが今もはっきりとわかります。

上映会の会場は、日和山にほど近い石巻市中央公民館。
石巻市役所の方々が、手作り入場整理券を作ってくれました。
近くに保育園や児童会館があるため、午後1時の開始を前に続々と子どもたちが入場してきます。

石巻市中央公民館 手作りの入場整理券 続々と子ども達も会場入り


草島さんご一家と司会の仙台放送・柳沢剛アナウンサー(右上)。右下は『にゃんこ THE MOVIE』シリーズの監督・松本武さん。
賑やかな会場には、『にゃんこ THE MOVIE5』に登場するニャオニャオの飼い主、草島さんご一家の姿もありました。この『にゃんこ THE MOVIE』シリーズは猫たちの可愛い姿を楽しむだけのDVDではありません。人と猫たちの心の交流や絆を描いた猫目線のドキュメントとしても定評があります。

上映会の合間に、愛猫ニャオニャオの近況で盛り上がる草島さん姉妹と松本監督たち。
津波で家も車も流された草島さん一家が、たくましく新しい一歩を踏み出そうとしているのを愛猫ニャオニャオが見守っている様子が伝わってきました。

  草島家のニャオニャオ
(「にゃんこ THE MOVIE5」より)

上映会の終了後、約80名の参加者と記念撮影。猫たちの姿を見て、子どもも大人も顔がほころびます。

猫を神様として大切にする島・田代島でも上映会

石巻市内からフェリーで約一時間。東日本大震災の震源にほど近い離島・石巻市田代島は過疎化・高齢化が進む島ですが、人口より猫の数の方が多いことで有名になり「猫の楽園」と呼ばれています。『にゃんこ THE MOVIE』シリーズを見てこの島を訪れる観光客も増えて、フジテレビでは2009年3月に『にゃんこ THE MOVIE3』の上映会を行っています

今回も上映会場となった島で唯一の
3階建てビル・田代島開発総合センター
津波に襲われたことが信じられないほど
美しく穏やかな田代島の海

にゃんこ THE MOVIE5』のスタッフは東日本大震災から3週間後に島へ入り、震災後の田代島の様子を克明に記録しました。海岸沿いの多くの家屋が倒壊、数十匹の猫が行方不明…。その後、復旧に向けて力を合わせる島民と震災を生き抜いた猫たちの一年を追いました。

震災後に生まれた猫もこんなに大きく! 島のあちこちに、この春生まれた子猫の愛らしい姿があります


8月1日、田代島開発総合センターで行った『にゃんこ THE MOVIE5』上映会には、自分たちの島の猫を見ようと、上映開始の1時間以上前から島民が集まり始めました。

上映会参加者は、観光客も含めて30人ほど。
めざましテレビ」の取材クルーも駆けつけ、島が活気づいた一日です。

手作りポスターに注目!
左:松本武監督、右上:司会の仙台放送・柳沢剛アナウンサー 右下:島で漁師民宿を営む"猫たちのお父さん"濱 温さん
 


なかでも驚いたのは、アメリカからわざわざ田代島を訪れた外国人観客がいたことです。インターネットで田代島を知り、偶然上映会の行われる日にやってきたそうです。もちろん自身も猫をたくさん飼っている筋金入りの猫好き女性でした。

上映会後の記念撮影に外国の方が参加!これも猫が取り持つ縁です

田代島の海岸は、被災した漁業施設の復旧工事が盛んに行われています。工事現場の案内看板も猫、柵も猫。猫の島・田代島ならではの光景と言えます。


震災前にはなかったものが他にもあります。被災して漁に出られなかった間、全国から届いたキャットフードの支援物資が猫たちを救いました。その後もキャットフードを持参してくれる観光客が多いため、島のメインストリートに猫型の手作り「支援フード箱」が設置されたのです。ただし、勝手に餌を与えないルールは震災前と同じです。


にゃんこ THE MOVIE5』上映会に参加した皆さんが、「田代島は猫と共に復興を目指しているのだ」と改めて実感したことでしょう。震災後に生まれた子猫たちは、田代島震災復興のシンボル。津波が来る前に山へ逃げ、震災を生き抜いた年寄り猫たちの逞しさもまた、田代島の方々の復興にかける強い思いのシンボルです。

※この上映会の模様は、8月2日(木)の「めざましテレビ」で紹介されました。

仙台放送 柳沢 剛アナウンサーからのメッセージ

石巻市内と離島の田代島で行われた上映会は、手書きポスターや自作チケットをはじめ、上映用のスクリーンのセッティングや椅子の出し入れ等々・・・まさに手作りの上映会!
そこに監督や出演者も参加して・・・何ともほのぼのとした、暖かい上映会となりました。

おじいちゃんとおばあちゃんと猫の島、田代島。
震災から1年4カ月、私は今回、震災後はじめて田代島に渡りました。
それまで数回訪れた田代島の港は、震災による津波でその姿を大きく変えていました。
3年前取材でお世話になった、漁師民宿の「濱さん」ご夫妻。津波はその民宿の、玄関の前まできたそうです。港と濱さんの家の間に数軒あった漁師さんの家は一軒もなくなり・・・、家と塀の礎石だけが残っていました・・・。
その濱さんご夫妻が、今回「にゃんこ THE MOVIE5」に出演しています。
濱さんは、漁師であり民宿の親父であり・・・
田代島のPR隊長とでも言いましょうか?様々なイベントを企画し実行する、バイタリティーあふれた方で・・・
島の猫達の優しいお父さんでもあります。

3年ぶりにお会いした濱さん・・・。
全く変わっていませんでした。
それどころか・・・
「これからは、やる事が沢山あるよ~・・・」
「まだ言えない事も沢山あるし・・・」
「エへへェ~・・・」「田代島はいいぞ~!」
濱さんは震災を乗り越え、更にパワーアップしていたのです・・・。
その、日に焼けた笑顔が何とも頼もしく・・・
やる気満々の濱さんから・・・溢れ出るパワーのお裾分けを頂きました・・・。

港周辺の建物はなくなり、風景は変わりましたが、
田代島で震災を生き抜いた 島民と島猫・・・
何とも言えぬ逞しさを感じると共に、
島のおじいちゃん&おばあちゃん&猫の、変わらぬ姿と変わらぬ営みから、
「焦らない、地に足のついたパワー」を感じた一日でした。

忘れないよ! 石巻&田代島 !!
2012年 夏

文:柳沢 剛(仙台放送 アナウンサー)

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