『めざましテレビ』では、フジテレビのCSR活動の一環として、DVD『わんこTHE MOVIE3』（2月18日発売）の無料上映会とアナウンサーの朗読会を、全国各地の子どもたちを対象に実施しています。番組での告知にご応募いただいた中から、3月末までに3箇所で行う予定です。

2月14日、北海道滝川市にある丸加高原・伝習館で『わんこTHE MOVIE3』の無料上映会とアナウンサーの絵本朗読会を行いました。北海道の真ん中、大空と豊かな自然が広がる丸加高原は、16ヘクタール！『そらぷちキッズキャンプを創る会』が滝川市から提供を受け、日本に約20万人いるといわれる難病を抱えた子どもたちが、自然の中で思う存分遊べる“医療付き宿泊施設を伴う自然体感施設”の建設を進めている場所です。

2月13日から16日まで “ウィンター　プレキャンプ”が実施されていました。『そらぷちキッズキャンプ』のプログラムや医療支援体制等のモデル作りと検証のためのプレキャンプですが、ボランティアとして子どもたちのお世話をする医療関係者や事務局の皆さんが30名ほど。東京や埼玉、愛知などから、この日を楽しみに集まった8家族がキャンプ体験をしました。

今回司会と朗読を担当するのは、フジテレビの奥寺健アナウンサーと北海道文化放送の鈴木亜希子アナウンサー。フジテレビだけではなく、フジテレビ系列局とのコラボレーション社会貢献イベントになりました。

翌日は、滝川市周辺に住む子どもたちへの『わんこTHE MOVIE3』の無料上映会とアナウンサーの絵本朗読会を実施。開始直前から雪模様になりましたが、会場の江部乙町にある農業環境改善センターには、約80名の子ども連れが集まりました。その中には、『そらぷちキッズキャンプ』実現を応援する“そらぷちの輪プロジェクト”の皆さんや滝川市長の姿も。日本中の難病の子どもたちが、安心して自然体験ができるキャンプが一日も早く完成するように、集まった皆さんに呼びかけていました。

『めざまし　MOVIE』無料上映会とフジテレビアナウンサーの絵本朗読会は、今回で8回目となりました。全国の子どもたちを幸せにしたいと始めたプロジェクトですが、アナウンサーもスタッフ一同も今回は特に意義深い体験ができた2日間でした。

フジテレビ・奥寺健アナウンサーからのメッセージ

“そらぷちキッズ”たちに出会って私が得たもの

子どもたちの明るさとパワーを今回ほど感じたことはありませんでした。「痛感した」と言ってもいいほどでした。病気という難敵と闘う一方、参加したキャンプでは底抜けの明るさと笑いを"発する"姿に接し、目が覚めるような想いでした。

雪に囲まれた、北海道滝川市の市街地から車で20分程の山の上にあるキャンプ施設の一室で、私たちは、子どもたちが来るのを待っていました。夜7時。夕食を終えた子どもたちが、『にゃんこTHE MOVIE3』を観るために、ここへ移動してきます。

遠くで聞こえていた話し声が止み、先導するギターの伴奏に乗せて、元気の良い歌声が近づいてきました。明るく、リズミカルなフレーズ。そして、歌詞の内容が聞き取れるほどになったとき、その歌詞が、希望に溢れ、あまりにも夢に満ちた内容だということがわかりました。胸が熱くなりました。

歌詞の詳細は忘れましたが、これから自分の力で歩むことへの期待と喜びを表現した内容だったのは覚えています。考え方を変えれば、ごくありふれたメッセージのようでもあります。でも、実際に夢を語り合ったり、自分で切り開いていくことができる将来に想いを馳せることを人と共有することで、最終的に自分のものになっていくのではないか・・・。この歌を聴いていて、そんな気持ちになりました。

普段、些細なことにつまづき、思い悩むことがある自分が恥ずかしくなりました。でも、この歌のように、本来誰もが持っている思いを口に出してみるだけで、見えるものが大きく違ってくると思いました。


大人もみんな、こういう風にすればいいのですね。
"難病"と闘う子どもたちによって、こちらの心のよどみが晴らされた瞬間でした。
私は、『わんこTHE MOVIE3』の上映と朗読を子どもたちに楽しんでもらおうと、ここへ来たつもりでしたが、むしろ、彼らに力をもらいました。

文：奥寺健（フジテレビ　アナウンサー）

北海道文化放送・鈴木亜希子アナウンサーからのメッセージ

子どもたちとの充実体験に、ヤッター！

私はこのたび、フジテレビのCSR活動・社会貢献の一環として、北海道滝川市へお邪魔してきました。ここ滝川市には『病気とたたかう子どもたちへの夢のキャンプ（そらぷちキッズキャンプ）』が設立され、現在まだ建設中ですが、入院以外に外出する機会の無い子どもたちが「遊んで楽しめる」施設を目標にしています。

そんな『そらぷちキッズキャンプ』で、『わんこTHE MOVIE3』の上映会と絵本の朗読会を行いました。「子どもたちと仲良くなれるかな」と、私はちょっぴり不安でした。でも大丈夫！今回は私ひとりではなく、心強い仲間がいましたから！フジテレビの奥寺健アナウンサーです。奥寺さんとともに、会場の雰囲気を肌で感じながら子どもたちに負担をかけずに楽しめることを考えました。意外に盛り上がったのが、アナウンスの基礎である発声練習や滑舌練習。お腹の底から声を出す訓練や、早口言葉を使った滑舌練習では、みんな顔を真っ赤にしながら真剣に取り組んでいました。

子どもたちと同じように私も楽しみだったのが『わんこTHE MOVIE3』の上映です。子どもたちと一緒になってケラケラ笑ったり、ほろりと涙を流したり・・・。にゃんこたちの日常って奥が深いなぁと感動しました。




そして、絵本の朗読会。読み始めると空気の流れがふと止まり、子どもたちが真剣に物語に耳を傾けていました。「おもしろかったよ」と言ってくれたときには、私は「ヤッター」と心の中でガッツポーズをしてしまったほど嬉しかったです。

そのほか、子どもたちとイグルー（雪と氷で作られた家）の中に入って遊んだり、一緒に歌を歌ったり・・・。本当に充実した貴重な体験をすることができました。子どもたちにとっても、この日の出来事が思い出のひとつとして、記憶の片隅に残っていてくれたらいいなと思っています。
フジテレビのスタッフの皆さん、奥寺さん、ありがとうございました。

文：鈴木亜希子（北海道文化放送　アナウンサー）

※「そらぷちキッズキャンプ」での『にゃんこTHE MOVIE3』の無料上映会とアナウンサーの絵本朗読会の模様は、2月16日の『めざましテレビ』で紹介されました。また、同日の北海道文化放送『スーパーニュース』のローカルコーナーでも取り上げられました。
※ 「そらぷちキッズキャンプ」に関しての詳細は、こちらをご覧ください。　http://www.solaputi.jp/