FUJITV Inside Story〜フジテレビで働く人〜

高田 雄貴

“明日への活力となる
作品を作りたい!”
『ブルーモーメント』の
高田プロデューサーに聞く――
どんなチャレンジで
“見たことのない映像”を実現可能に
「座長」山下智久さんの魅力
これからの見どころは・・・

Vol.21

高田 雄貴 Yuki Takada

フジテレビで働く人の仕事への取り組みや思いをシリーズで描く『FUJITV Inside Story』。
第21弾は、現在、絶賛放送中のドラマ『ブルーモーメント』を手掛けている、ドラマ・映画制作部の高田雄貴プロデューサー。気象災害から人命を守るため活動するSDM(特別災害対策本部)の奮闘を描いた今作。フジテレビの作品では『コード・ブルー』以来7年ぶりとなる山下智久さんが主演を務めていることでも注目を集めている。
その『ブルーモーメント』の制作の裏側やこれからの見どころ、「座長」山下さんの魅力、さらに7月に公開予定の『逃走中 THE MOVIE』を企画したきっかけや、これまでに手掛けた印象深い作品などを聞いた――。
(2024年05月29日掲載)

見どころは、気象学を活かした
人命救助とチームワーク さらに・・・
真顔が絵になる
「座長」山下智久さんの魅力
“見たことのない映像”を
関係者の協力で実現

『ブルーモーメント』、なかなか好調のようですね?
とてもありがたいことに、多くの方々に関心を持って見ていただいて、また、好意的な反応も頂戴していて、キャスト・スタッフ一同、ずいぶんと勇気を頂いています。
つい先日もロケ中、軽トラックで通りかかった農家の方に、「撮影してるの?あ、これ、 もしや天気予報のドラマ?」と声をかけていただきました。ちょっと違いますけど・・笑。
そのように注目を集めている『ブルーモーメント』ですが、制作したきっかけを教えてください。
原作漫画を最初に読んだのは2019年でしたが、「すごく魅力的なストーリーだな」というのが最初の印象でした。一方で、ドラマ化するには「ちょっとハードルが高いかなぁ」とも感じました。というのも、まずは、映像化するにあたってのお金の問題です。「気象」や「災害」などに関係するスケールの大きなストーリーなので、映像化には「結構な予算が必要なのでは?」と思いました。そして、勉強・取材しなくてはならない事項が、相当な数に上りそう、という点も懸念材料でした。「天気」に関してはもちろん、「災害」や「防災」、さらに「消防」などなど、調べないといけないことがあまりにも多岐に渡っているので、作業的に「難しいかな」と思い、残念ながらその時は自分の中で「ドラマ化」を断念したんです。でも去年、「やり方次第では、ドラマ化も可能なのでは?」と思い直して、出版社に企画書を送ったところ、「問い合わせは多くありましたが、本格的な企画書まで送ってくれたのは初めてです。」と言ってもらえて…。そんなところからスタートしました。
高田 雄貴
確かに「調べ物」は本当に大変そうですよね。
そうですね。この原作は「切り口」が大変優れていて面白いのですが、やはり原作者の小沢かな先生もこの作品を描くのは、すごく大変だったらしいんです。それは、漫画の最後の方のページに記載されている「参考文献」とか「special thanks」の欄がめちゃくちゃ多いことからもわかります。小沢先生も相当に取材・勉強されていたとのことです。さらに僕らはそれを連続ドラマとして10話程の話にしなければならないので、すごく困難な作業が伴う、生半可な覚悟ではできないと思いましたね。
では、どういうタイミングで「ドラマ化できる」と思ったのですか?
一つは、災害の話に加えて「チームもの」も要素としてプラスすれば、連続ドラマとしてうまく展開できるのでは?と思ったんです。今回、浜田秀哉さんという素晴らしい脚本家と一緒に作っているんですが、浜田さんとはこれまでも『Chef~三ツ星の給食』(2016年)や『イチケイのカラス』(2021年)でもご一緒させてもらっていて、「チームもの」をすごく得意とされている作家さんなんですね。それに抜群に頭も切れる方で、多くの「難しい知識」を必要として、ともすると「難解に」なりがちなテーマの作品であっても、“魅力的”なドラマに昇華できる作家さんでもあるので、浜田さんと組めば、うまくハードルを乗り越えることができるのでは、と思いました。
もちろん、山下さんに出演を快諾していただいたことも、とても大きかったですね。大型企画のゴーサインを上(幹部)が出すためには、スターの力は不可欠ですので。
原作者の小沢先生とも緊密に相談しながら作られているんですよね。
そうですね。何回か小沢先生と直接お会いして映像化に向けて相談させて頂いています。撮影現場にも節目節目でお越しくださり、「チームブルーモーメントで頑張りましょう!」とお声掛けくださりました。SNSなどでもイラストを描いて応援してくださり、大変ありがたく思っています。
高田 雄貴
今回、メイン演出を担当される田中亮監督は、『イチケイのカラス』もそうですが、『コンフィデンスマンJP』など、CGも含めたダイナミックな映像演出を得意とされている印象ですが・・・
田中監督はコメディセンスや「難解なものをエンタメ化する力」に長けている監督ですが、映像演出に関しても頼りにしています。また、今回の制作チーム(FILMさん)も『イチケイスペシャル』や『コンフィデンスマン』を担当したチームなんです。撮影を進める中では、やはり役者さんもスタッフも危なくて立ち入ることができない場所もあるので、そうした場合はCGをうまく活用しています。特に雪崩が起きたり、ヘリコプターで救助するシーンがどんどん出てきたりしたのですが、そこは田中監督と制作チームのパワーがいかんなく発揮されているので、とても心強いですし、助かっています。また、そのCGのクオリティも、以前と比べて段違いにUPしていると、編集をやっていて実感していますね。
高田 雄貴
お話を伺っていると、脚本づくりから撮影まで、全てが大変そうな印象ですね。
もうホントに全てが大変で、楽なところはひとつもないというか(笑)。そもそも、先ほどもお話した本作りから大変なんです。だから、いろんな方面にご協力を仰いでいますし、それ無しではこの作品は成立しません。監修をお願いした案件も、「気象」、「消防」、「医療」、「警察」、「海上保安庁」「砂防」「防災ドローン」などなど非常に多いんですよ。そしてもちろんその内容を、本作りに反映させています。
またロケに関しても、気象庁、国土交通省、東京消防庁、各地方自治体のご協力もいただいて撮影に臨んでいます。特に今回は、特別災害対策本部(通称:SDM)が被災地などで基地としている“対策本部車”という車を国土交通省からお借りすることができました。(もちろん、有事の際はお戻しします)また東京消防庁からヘリコプターや格納庫などもお借りすることもでき、本当にありがたく思っています。
国交省 特別災害本部(SDM)対策本部車をバックに

国交省 特別災害本部(SDM)対策本部車をバックに

「第一話」「第二話」では、雪山のシーンが大変そうでしたね。
そのシーンは福島で撮影をしたんですが、裏磐梯のホテルが全面協力してくださったんです。最初の撮影では、暖冬で雪がなかった場所に徹夜で雪をかき集めてくださったり、逆にその後、撮影隊が遭難してしまうくらいの猛吹雪になった時は、山頂の方に崖を作って撮影する当初の予定を変更し、急遽、安全に撮影ができそうな別の場所に崖を作ってくださりました。
他にも「第三話」の愛知県豊橋市のロケでは、市のご協力で、駅前を封鎖、消防も出動してもらうなど、大規模な撮影が可能になりました。本当にいろんな方面、多くの方々のご協力・ご厚意のおかげで、現在、撮影を進めることが出来ています。みなさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
駅前を封鎖し大規模ロケ

駅前を封鎖し大規模ロケ

ヘリの撮影協力などは『コード・ブルー』に山下智久さんが出演していたこともプラスに働いていたりするのでしょうか?
そうですね。今回、多くの方々からご協力をいただけるのも、山下さんが積み上げてこられたものへの信頼値もあるのでは、と感じています。
では、そんな山下智久さんの魅力を教えてください。
山下さんがいてくださると「作品に一本軸が入る」「より強固な筋が入る」という印象を、みなさん、抱いていますね。「真摯な顔が似合い、説得力を生む」というのが山下さんの魅力の一つなので、真摯なテーマの作品にももちろん合います。また、それでいて、エンタメ性も持ち合わせていらっしゃいます。実は私、山下さんのコメディが大好きで、『プロポーズ大作戦』はその最たる例です。山下さんは「本格派でありながらエンタメ性もある」、その両方を兼ね備えている稀有な役者さんだと思います。あと以前、ロケ中に雪山で山下さんと雑談をした時、「東洋と西洋の自然観の違い」についての話もされていたんです。それは本で知ったそうですが、とても興味深いお話で、見識が非常に広い方でもあると思いました。もちろん、長尺のセリフでも完璧に覚えていて、本番で間違えたことは、ほとんどありませんね。
山下智久さん
主演の山下さんはもちろん、共演者の方々もすばらしいキャストが集結しました。
どなたも凄く実力・人気を兼ね備えた方なのに、今回は奇跡的にスケジュールなどがはまって成立した運命的なキャスティングでして。全員思い入れがあり過ぎて、話すと長くなるので、ここでは控えます(笑)。
そんなこともあって、ロケ現場もとてもいい雰囲気のようですね。
非常に和気あいあいとしています。キャストのみなさん、明るく優しい方ばかりでして。加えて、主演の山下さんは人としてもすごくできているというか、いろいろな目線で物事を考えられ、また、気配りもできる方なんです。このドラマの「座長」として、率先して、いろんなスタッフに声を掛けて下さっています。制作発表でも共演者陣に絶賛されていましたね。
ブルーモーメント
主題歌は、あのボン・ジョヴィさんの曲です。
この企画は「歌もスケールでかくいかないとダメだ」と思いまして(笑)、元々、海外アーティストも含めて考えていました。そしてドラマ中にシビアな現実を描かなくてはいけない局面が出てくるので、最後に視聴者にパワーをくれる楽曲が良いと思っていました。
そんな中、ボン・ジョヴィさんは2024年がデビュー40周年だとお伺いして…ドンピシャ&チャンスだ!と(笑)。
では、好評放送中の『ブルーモーメント』の見どころを改めて教えてください。
まずは“見たことのない映像がそこにある”ということですね。いろんな方々のご協力もあって、少なくともテレビドラマでは見たことがない、スケールの大きい“絵”をお送りできていると思っています。これから先の話でも、土砂災害や台風など、私たちにとって決して他人事でない災害から、どのように命を守っていくのか、大スケールでお送りする予定です。
また、これまでドラマではあまり扱われたことのない「気象」の知識や知恵を活かして、人命を救助する「感動」や、さらにチームドラマとして、仲間が加わり成長していく「ワクワク感」も、引き続き、楽しんでいただけたらと思っています。
そして、山下さん演じる晴原の最愛の人・灯に、5年前一体何があったのか、というミステリーも、中盤以降、一気に盛り上がっていきますので、是非、そちらもお楽しみに!
ガチャピンも「SDM」のメンバー?©ガチャムク

ガチャピンも「SDM」のメンバー?©ガチャムク

『逃走中 THE MOVIE』を
企画したきっかけ
ドラマ制作者として“局面が変わった
”印象深い作品
多メディア時代に目指す
作品作りとは?

『ブルーモーメント』に加えて、今年7月に公開される映画『逃走中 THE MOVIE』も担当されているんですよね。
そうなんです。僕の姪っ子が『逃走中』の大ファンで、正月に親をリビングから追い出して『逃走中』に“かぶりつく”という状況を目にしたことがありました。また、以前、編成部に在籍していた時、「『逃走中』を文化祭の劇でやりたいので許可をください」という電話を中学生から受けたこともあって、『逃走中』の持つパワーを4~5年前からすごく感じ、注目していたんです。それで『逃走中』をデスゲームみたいな話にしたら面白いんじゃないかと思い、『逃走中』の笹谷CPに相談したところ、元々やりたいアイディアもお持ちで、今年『逃走中』がちょうど20周年ということもあって、企画が進んでいった感じですね。
映画「逃走中」

©2024 フジテレビジョン 東映 FNS27社

監督は『コード・ブルー』の西浦正記さんですね?
西浦さんが監督を務めてくださるのは、とても心強いですね!西浦さんは人間ドラマを厚く撮るのもすごく上手い監督ですし、一方で、誰よりも遊び心があって、それが随所に出ています。そうした面も見どころの一つになるんじゃないかと思っています。
入社してからどのような仕事に携わってきたのですか?
2009年に入社して19年の夏まで10年間ドラマ部でした。そこから編成部の企画班に2年いて、現在、映画部に異動して3年という感じですね。
これまで手掛けた作品の中で、思い出深い作品を教えてください。
まずは、配属後、最初に携わった『任侠ヘルパー』ですね。スタジオの端から端まで歩いている間の記憶すら無い毎日で・・・。つまり歩きながら寝ちゃっているってことなんですけど。そんな“しんどい経験”をしたことも、今となっては、いい思い出です(笑)。あとは、やはり『イチケイのカラス』ですね。企画・キャスティングなどを立ち上げて、連続ドラマとして令和の「月9平均個人視聴率1位」(24年5月現在)という結果を残せ、また、映画にも展開できたので、印象深い作品となりました。特に、連ドラの「第一話」のエピソードが、実際の事件から着想を得たように、自分もいろんなところに足を運んで取材して、作り上げた実感もあるので、この作品が自分のターニングポイントとなった感じですね。また、会社からある程度、認めてもらえるようになったのも、この作品からだと思います。
映画「イチケイのカラス」

©浅見理都/講談社
©2023 フジテレビジョン 東宝 研音 講談社 FNS27社

ドラマの制作者として、うれしさややりがいを実感するのはどんな時ですか?
本来は、「『あの作品、面白かったよ』って言ってもらえること」なのかな、とも思うのですが、自分の性格がちょっと天邪鬼なのか、そうした「褒め言葉」をもらっても「本当なのかな…」って、疑心暗鬼になってしまう自分がいるんです(笑)。
配信で楽しむ人も増えていますが、番組の作り方の変化などは意識していますか?
配信ではねやすい作品と、地上波で受けやすい作品って、違うとは思いますが、そこは無理に寄せようとはしていないです。僕は84年生まれで、思春期の90年代はテレビの全盛期なんです。毎週の放送が楽しみで、「早く来週が来ないかな…」という思いでテレビを見ていました。だから配信で見ている方も、結局、その作品がすごく好きになると、リアルタイムで見たくなると思うんです。その境地を目指しています。
高田 雄貴

ワクチン研究の学生が
TV局をめざした理由
ドラマPに必要な資質は“
理由を作る”
「明日への活力」となる
作品を届け続けたい!

話は変わって、フジテレビに入社したきっかけを教えてください。
僕は実は理系で、学生時代に映画制作とか、そういうことは全くしておらず、ワクチンの研究をしていてこともあって「WHO(世界保健機関)」などで働こうかと思っていたんです。だけど、中学・高校・大学とずっと一緒だった仲のいい奴に聞いたら、「フジテレビに就職する」って返事が・・・。それで「えっ、バーバー(情報制作局・高橋 光紀さん)、お前でもフジテレビに入れんの?」みたいな感じになって、「じぁ、俺も!」って受けました(笑)。当時からテレビドラマはすごく好きだったんですけど、なんというか、テレビ局には“特別な人”が行くものと思い込んでいましたので。結果、大学院の修士に進んだ末に、全く違う道を選ぶことになり、大学からご指導いただいた研究室の先生には今でも本当に申し訳ないことをしてしまったと思っています。
学生の頃、特に好きだったドラマは?
『HERO』(2001年)ですね。当時僕は、高校球児だったのですが、『HERO』のOA時間に間に合うよう、練習最後のストレッチもそぞろに電車に飛び乗り、駅から自宅まで猛ダッシュしたら、途中でブチッと足が肉離れして・・・そんなケガをしてまでも、絶対に見逃したくなかった大好きなドラマです(笑)。あまりに好きすぎるので、プロデューサーとして手掛けた『イチケイ』も「何か、似てない?」って指摘されちゃいました……。
高田 雄貴
では、志望通りにドラマ部に配属されたんですね。
『HERO』の後に、どハマリしたのが草彅剛さん主演の『僕の生きる道』(2003年)。
「こんなドラマを作りたい!」ってフジテレビに入社し、運良くドラマ部に配属され、さらに最初の担当番組は、なんと草彅さん主演の『任侠ヘルパー』(2009年)だったので、「もう死んでもいい!」と思った程、嬉しかったですね(笑)。先ほどもお話ししましたが、実際、あまりに忙しすぎて“記憶がなくなるような”貴重な経験も積めましたし・・・(笑)。そして、次に担当させてもらったのが『不毛地帯』(2009年)。脚本を担当されたのが、これまた『僕の生きる道』の橋部敦子さんだったので、またまた大喜びした記憶が鮮明に残っていますね。
ドラマのプロデューサーに必要な、あるいは向いている資質は何だと思いますか?
やはり、「企画力」なんですかね・・・。でも結局、「企画力」のある人って、つまりは“理由を作れる人”だと思います。プロデューサーはたくさんの人に動いてもらわないといけない立場なので、人に動いてもらう理由を上手く付けてあげることができる、そういうことを考えられる人が向いているのでは、と思いますね。視聴者が見たくなる理由とか、キャストが出演したくなる理由とか、社内幹部がゴーサインを出す理由とか、場面毎に応じて的確な“理由を作れる、提供できる人”が向いていると思います。
高田 雄貴
最後に、今後の目標や、どんな作品を手掛けたいか、教えてください。
もちろん『ブルーモーメント』と『逃走中THE MOVIE』のどっちも多くの人に見て頂きたいということですね!
あとはやはり、ドラマを見て「毎日が楽しい!」っていうか、「明日も頑張ろう!」って、思ってもらえることですね。
僕はずっと男子校だったので、女子との交流はほとんどなく、 恋愛ドラマを見ることで、その穴を埋めていた“思い出”があります(笑)。
現実ではなかなか埋められないものを、ドラマでは少しだけ埋めることができる…。
「来週もこのドラマ、楽しみ!」って思うことで、明日への活力をもらうことができる…。
そんな作品を一つでも多く、みなさんにお届けしたい、と思っています!
高田 雄貴
仕事仲間からひとこと
どうも、上記本文に出てくる“中学・高校・大学で、仲が良かったやつ”です!
本人も話していますが、学生時代の高田Pは「ちょっと人よりドラマや映画が好きな学生」でした。でも、“演劇をやっていた”、“自主映画を撮影していた”、そういうことはありませんでした。
とにかくドラマや映画が好きで、それが高じて、数々の名作を生み出すプロデューサーになる…これって凄いことじゃないですか? 本気で作りたい情熱があれば、誰でもクリエイターになることができるんです。高田Pの情熱の原点も、好きな俳優さんや好きなドラマについて、授業の合間や放課後にひたすらダラダラと話していた、中学・高校生時代の他愛のない会話、あの自由な時間にあるんです。
『ブルーモーメント』に興味を持ち、この文章を読んでくださっているみなさんも、ぜひ自由に「ドラマのここが面白い」「ここを変えてほしい」などと盛り上がってください。
そんなありふれた“好き”な気持ちが、未来のクリエイターとしての第一歩なのだと思います。

情報制作センター 高橋光紀

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