フィリピン共和国

緊急支援から復興支援へ
■~ビルド・バック・ベター (Build Back Better)~

観測史上最大規模の台風ヨランダ(ハイエン)がフィリピンを直撃してから約6カ月。その爪痕は、タクロバン空港に着陸する機中からでも直ぐに見て取ることができました。そもそも、台風が直撃した地域では、40%以上の子どもたちが貧困下での生活を余儀なくされていました。支援のフェーズは既に『緊急』から『復興』へと移行し、被災した地域のレジリエンス(回復する力)を向上する復興が力強く進められている一方で、復興のスピードにも地域格差があることを目の当たりにしました。ユニセフとパートナー団体は、今後の災害で子どもたちが受ける影響を軽減させ、被災前よりも更に良い地域社会に復興すべく、支援活動を継続していきます。辛くても笑顔を絶やすことなく話を聞かせてくれた被災地の子どもたちの未来のためにも、引き続きお力添えを賜りますよう、何卒お願い申し上げます。最後に、歴史あるFNSチャリティキャンペーンを通じてご支援くださるみなさまをはじめ、この度フィリピンへの復興支援をご決断くださったフジネットワークのみなさま、現地取材を敢行してくださったクルーのみなさま、FNSチャリティキャンペーン推進室のみなさまに、あらためてお礼申し上げます。

  • フィリピン共和国©日本ユニセフ協会 自主的に身の回りの瓦礫を片付ける人々
  • フィリピン共和国©日本ユニセフ協会 ヨランダの被害で転倒した樹木の根に、感謝を込めて支援団体名が掲示されている

公益財団法人 日本ユニセフ協会
個人・企業事業部 谷口 光