FNSチャリティキャンペーンメインテーマ
『世界の子どもたちの笑顔のために』

森本さやかアナウンサー現地取材報告講演会 大阪編

 関西テレビで行われた2回目のFNSチャリティーキャンペーン現地取材報告会。初回の岡山に引き続き、雨となりました。私が雨女なのか、はたまた同行するスタッフが雨男なのかはわかりませんが…。しかし、そんなあいにくの状況の中、今回も大勢の方が会場に足を運んでくださいました。
 当日は朝から「ネパールフェスティバル~光のまつり~」と題して、ネパールをもっと知ってほしいという願いから、さまざまな催しが行われていました。ネパールの舞踊や民族衣装、料理など文化に触れることができ、また登山家や写真家などネパールにご縁のある方々のトークライブなど盛りだくさん。私が登壇する前のステージでは音楽の生演奏が行われていて、中には聴き覚えのある曲もありました。ネパールで出逢った子供たちが笑顔で歌って踊って見せてくれた曲。現地に取材に行ってから半年が過ぎ、みんな元気でいるだろうかと神妙な気持ちになりましたが、子供たちのことを思いながらマイクの前に立ちました。
 報告会の初めに、「ネパールに行ったことがある方は?」と聞いてみると、手を挙げたのは3分の1くらいでした。ただ、その人たちのほとんどは、恐らく観光地としてのネパールの姿を見てきたはずです。児童労働で学校に通えない子供たちが大勢いること、そして人身売買によって少女たちが毎年約12000人もインドやアラビアなどの売春宿に送られていることなど、そんなネパールの闇の部分を知り、驚いた人も多かったようでした。特に人身売買に関しては、本当に残酷としかいいようのない現実です。どうしても暗く、重たい内容になってしましますが、ネパールの明るい面をたくさん知っていて、もっともっと好きになりたいと思っている皆さんだからこそ、最後まで真剣に私の話に耳を傾けてくださいました。どの子供たちにとっても安全な毎日で、またしっかりと教育を受けられる日が来るように。日本に住む大勢の人の気持ちと善意がネパールに届きますように。

森本さやかアナウンサー現地取材報告講演会大阪編
森本さやかアナウンサー現地取材報告講演会大阪編


「FNSチャリティ ネパールフェスティバル~光のまつり~」 終了報告

 CSR活動の目的は財務諸表に表れない企業価値の向上です。ISO26000には “攻めのCSR”の指針として『環境』『人権』『コミュニティへの参画』の3つのフィールドが挙げられています。そこで、FNSチャリティ(人権)を知ってもらうと共に、地域コミュニティへの参画を試みました。催事日を10月20日に設定したのも扇町公園で行われる北区民カーニバルとの連携を図るためでした。また、この時期にネパールで行われている幸福の神に「花』と「光」で「感謝」する祭り『ティハール」にも因みました。空間演出として使った「感謝の花」と「感謝のランプ」はそこからのアイデアです。それらは関係性を創るツールとしても活用しました。
 受発注の関係だけにはしたくないという方法が求心力となったのか、いつの間にか13の登壇者に、14の出店ブースというスケールになっていました。しかし、当日、連携していた北区民カーニバルは雨のため中止となってしまい集客は予想を下回ってしまいました…。
 しかし、今回、学んだことは、CSR催事はそのプロセスにおいて如何に共振を生み関係性を構築できるかが大事であるということです。参加者約1500名。集まった感謝の花びら約1800枚。感謝のランプ約100個。ボランティアスタッフ約50名。
 参加して頂いたすべての方々に感謝します。


関西テレビ放送CSR推進局CSR推進部 専任部長 森田誠二

横断幕と花
北区役所通路でのネパールの遊びコーナー