FNSチャリティキャンペーンでは6月22日(月)、23日(火)の両日にわたり、全国のフジテレビ系列28社において朝の情報番組『とくダネ!』内で、西アフリカ・シエラレオネ共和国の子どもたちのおかれた現状について、フジテレビ中野美奈子アナウンサーのリポートでお伝えしました。
その放送の終了前から、視聴者のみなさまより電話やチャリティキャンペーンの通信欄宛のメールで、様々な問い合わせやご意見が殺到しました。
一つには、「ダイヤルQ2がつながらない。NTT以外の電話では募金できないのか」というダイヤルQ2への問い合わせ。
二つ目は、募金の使途方法について。
三つ目は、23日の放送に登場した「ランサナ君」の支援について、です。
それ以外にも、多くのママさんから、目頭の熱くなる大変温かなご意見をいただきました。本来ならば、一人一人にお返事を差し上げるべきところですが、なにぶんにも大勢の方々よりいただきましたので、ここに事務局の回答・見解を掲載しお返事に替えさせていただきます。ご了承いただきたくお願い申し上げます。
事務局よりの回答・見解
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ダイヤルQ2(0990ー5ー80088)について
ダイヤルQ2のシステムはNTTしか持っていません。そのため、放送でもご紹介いたしましたが、NTTの固定電話からでなければつながらないシステムになっています。携帯電話やNTT以外の電話会社からはご利用できず、大変なご迷惑をおかけしたことを反省しています。現在は15回線で対応していますが、今後回線数を増やすことを検討しています。今回の反省を教訓に、皆様のご協力に対し対応していきたいと思っております。
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募金の使途方法(基本的な考え方)について
FNSチャリティキャンペーンではユニセフとの協力関係の下、36年間に亘り支援活動を続けてきましたが、皆様からいただいた「寄付金」は、手数料や必要経費を差し引かれることなく、「全額」を(財)日本ユニセフ協会を通じて、その年度の支援国のユニセフ事務所へと送っています。
今年度の支援国は「シエラレオネ共和国」で、募金活動は来年2010年の3月末日まで続けます。
その後、2010年の4月末か5月上旬までには今年度の募金額を集計し、(財)日本ユニセフ協会へ送り、(財)日本ユニセフ協会より改めてその年度の支援国のユニセフ事務所へ送金されるという流れになっています。
寄付金の使途について、前段として5月から6月にかけ、その年度の支援国のユニセフ事務所から、募金額に応じて「最も厳しい状況下にある子どもたちたちを優先してこう使います、という“プロポーザル”(使途案)」をもらいます。
それを入念に検討し、使途については最終的にFNSチャリティキャンペーンが決定しています。
その結果については、FNSチャリティキャンペーンのホームページ上に過去の分を公開していますので、ご覧いただければと思っています。
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「ランサナ君」の支援について
この件は、メールや電話で多数のご意見をいただきました。
皆様ご存知のことと思いますが、unicef(国際連合児童基金)は特定の子どもへの個別支援は行っておらず、番組で紹介された子どもたちに代表されるような厳しい境遇にあるひとりでも多くの子どもたちのために、保護、教育、保健や衛生の分野で尽力している団体です。FNSチャリティキャンペーンもこの方針に基づき36年間ユニセフと連動し支援活動を続けています。従って、「ランサナ君」個人の支援は、断腸の思いですが、お受けできません。放送においては、彼にスポットライトを当ててシエラレオネの現状をお伝えしましたが、取材団によりますと同じような環境におかれた子どもたちは大勢います。
FNSチャリティキャンペーンでは、シエラレオネで貧困に苦しむ子どもたちがひとりでも多く、平等に教育を受けられるように支援を送りたいと考えておりますので、どうかご理解をお願いいたします。
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多くのママさん、パパさんよりメッセージをいただきました
小さなお子さんをお持ちの多くのママさん、パパさんより温かなメッセージをいただきました。拝見して担当者としても目頭が熱くなりました。皆様の温かなメッセージまたは叱咤激励を真摯に受け止め、FNSチャリティキャンペーンは今後も支援活動を続けいきます。
既にシエラレオネの子どもたちに善意をお寄せいただいた多くの皆様、本当にありがとうございました。そして、今後とも、FNSチャリティキャンペーンの活動にご理解ご協力を賜りますよう重ねてよろしくお願いいたします。