原作
天気予報が存在するたったひとつの意味、それは―――
仕事はできるが難のある性格が災いして派遣先をクビになった雲田彩（くもた あや）。
彼女が新しい職場・気象庁気象研究所で出会ったイケメン研究官”雲王子”こと晴原柑九朗（はるはら かんくろう）には、もう一つの顔があった。それは自然災害から人命を守るために活動する【SDM（特別災害対策本部）】の一員として災害発生現場の最前線で奮闘する姿で―――。
集中豪雨、河川氾濫、台風……。命を守るために、出来ることは、やるべきことは……!?
知恵と知識で気象災害から命を守れ！ 気象災害に立ち向かう本格ドラマ！
青い空好きが高じて、自家用操縦士（上級滑空機）の資格を取得。空に関する作品を多く手がける。
著書に『ブルーサーマル- 青凪大学体育会航空部-』（新潮社）、気象絵本『せきらんうんのいっしょう』（ジャムハウス／イラスト担当）など。
講談社「kiss」にて『高2の恋の忘れ方』連載中。
X・Instagram：@kana_ozawa_blue
専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、災害をもたらす雲の仕組みを研究している。
映画『天気の子』、ドラマ『ブルーモーメント』気象監修。
著書に『すごすぎる天気の図鑑』（KADOKAWA）シリーズなど。
小沢かなとの共著に『せきらんうんのいっしょう』『ろっかのきせつ』（ジャムハウス）がある。
X・Instagram・YouTube：@arakencloud
著者：小沢かな先生 コメント
ドラマ化決定を聞いて
「大きな災害が発生するたびに、 どんなに真剣に仕事に向き合っていても、エンタメは無力だなと思ってしまうことがありました。そんな中大好きな空を調べるうちに気象の世界に触れ、知識や研究を防災に活かすべく励む方々の真摯な思いに触れ、私にしかできないこと、エンタメやフィクションだからこそできることもまだ何かあるかもしれない･･･そう思えて信頼する編集さんと共に『ブルーモーメント』をつくりました。
今のこの時代に、映像作りのプロ中のプロの方々の手によって新しい形に生まれ変わらせていただき、多くの方の目に触れる機会に恵まれたことを幸せに思います。あとはもう打ち合わせでいただいた製作陣のみなさまの熱い言葉を信じてお任せしましたので、私はこれまでと変わらず1コマ1ページを大切に粛々と漫画を描きつつ、 4月を楽しみに待ちたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。」
山下智久さんが主演 (晴原柑九朗)を演じることについて
「一視聴者である自分にとって、山下さんはずっと優太 (『カバチタレ!』)であり、ケンゾー (『プロポーズ大作戦』)であり、高嶺さん(『5→9~私に恋したお坊さん〜』)で、そして藍沢先生 (『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』シリーズ)でした。正直まだ驚くばかりで実感が湧いておりません。山下さんが演じられる晴原はどんな人物になるのか、今はただただ楽しみで本当に光栄です。」