フジテレビジュツ博

開催レポート #1

第1回:2019年2月22日(金)・23日(土) 開催

  • 会場 フジテレビ本社
  • AM11時開場〜PM5時終了

出展会社

  • インターナショナルクリエイティブ
  • エスケイシステム
  • 京花園
  • 京阪商会
  • KFライズ
  • 興進電化
  • 國新産業
  • コマデン
  • サンフォニックス
  • 松竹衣裳
  • ダダ
  • チトセアート
  • 千葉洋行
  • デジデリック
  • テルミック
  • テレサイト
  • テレフィット
  • 東京衣裳
  • 東京特殊効果
  • 東宝舞台
  • ナカムラ綜美
  • 野沢園
  • マエヤマ
  • 山田かつら
  • ヤマモリ
  • (以上25社 / 五十音順)

展示会場内レポート

ARスポーツ『HADO』

HADO

1階受付でパスを受け取るとまず見えて来るのがARスポーツ『HADO』のブース。HADOとは、頭にヘッドマウントディスプレイ、腕にアームセンサーを装着して技を放つAR技術を使った話題の最新スポーツ。
3対3のチームに分かれ、エナジーボールやシールドなどの技を駆使し、80秒間の試合時間で点数を取り合って対戦。
現在の世界チャンピオンは日本のチーム。今回の為に22日BIG-U選手、けーこぴー選手、23日タナカユカリ選手、D選手が参加。その中の選手が「(会場には)ファミリーが多くてほんわかワイワイ楽しくHADOができました!」とTwitterをあげてくれています。

HADO
HADO
HADO
HADO

ブース担当・佐々木亮(インターナショナルクリエイティブ)、本木卓磨(meleap)

『翔んで埼玉』怪物の首オブジェ

メイン会場の1つフジテレビ本社24階へ、専用エレベーターで上がる。
降りるとそこは、現在公開中の映画『翔んで埼玉』の怪物の首オブジェが、案内板をくわえてゲストを迎える。
素材は発泡スチロールの上からスタッフサイザルで表面を固めたもの。スタッフサイザルとは、石こうタイプの補強材。
繊維状になっているので石膏に良く絡む特徴を活かしている。

『翔んで埼玉』怪物の首オブジェ
『翔んで埼玉』怪物の首オブジェ

笠原紀明(東宝舞台)製作

ライオンのオブジェ

ここから先はアニマルストリート。まずはメスライオンのオブジェ。
実際にアフリカのロケにオスとメスを持って行き、オスライオンは本物のオスライオンに噛み壊され全損。
メスは難を逃れ無事帰国。今回の展示に至る。
製作過程で多摩動物公園へ実物のライオンを見に行き筋肉のつき方等を観察したそうです。

ライオンのオブジェ
ライオンのオブジェ

羽山奈緒(千葉洋行)製作

リスと子牛のオブジェ

リスのオブジェ

その奥には三匹のリスと子牛が静かにディスプレイ。
それぞれ異なる表情と発泡スチロール製とは思えぬ質感と色彩。作者の愛情が表れた作品。

リスのオブジェ
子牛のオブジェ

佐々木美穂(東宝舞台)製作

ワニのオブジェ

その横にはバラエティ番組のドッキリ企画で実際に南の島へ持って行き使用したワニのオブジェ。
FRP素材にしっとりとした湿度感ある硬いコーティングが生々しい。
尻尾はウレタン素材で動きに滑らかさを出した。実にリアルな作品。

ワニのオブジェ
ワニのオブジェ

金保光博(千葉洋行)製作

仁王像

ここからはエスカレーターに乗りワンフロアー下の23階へ移動。
20畳程のスペースに仁王像が回転台に乗っている。
左側から照明をあて、ゆっくり回転させた仁王像には凹凸の陰影が浮かび上がる。
力みなぎる重厚な質感は発泡スチロール製ではなく、まるで木製。

仁王像
仁王像

佐々木美穂(東宝舞台)製作、回転台 テルミック提供

金のピアノ

更にワンフロア降りメイン会場へ。まずは黄金色に輝くコラボレーションピアノ。
サンフォニックス所有の金のピアノを回転台に乗せクラシックの名曲を自動演奏。
天板は黄金色の羽根天板にアレンジ。足元にはパールホワイトの雲海を合体。
天井からのトップライトが発泡スチロール製の細やかな羽根の凹凸に影を落とし、
黄金の陰影が回転しながら表情を変化させていく。

金のピアノ
金のピアノ
金のピアノ

佐々木美穂(東宝舞台)製作、ピアノ サンフォニックス提供、回転台 テルミック提供

美術の仕事人(シゴトビト)

4.5m×2.6mに組んだマルチ大画面には25枚の写真で構成する『美術の仕事人(シゴトビト)』を映写。
出展25社から28人の仕事人、入社1年目から大先輩のベテランまで普段の姿を紹介。

酒処 びじゅつ亭

酒処 びじゅつ亭

ゲートをくぐると懐かしい昭和の路地裏。
目の前には大道具ダダと装飾テレフィットの共作、平屋の一軒家『酒処 びじゅつ亭』がお出迎え。
大衆居酒屋の時代設定は昭和30〜40年代。
室内の貼り紙はあえて水を霧で吹きドライヤーで乾かして、古びたシワ感を出したもの。空ビン、電球の傘、ポスターどれもノスタルジー溢れる品々。
本物のおでんをくつくつと煮た室内には良い香りが漂う。
こじんまりとした店内からは路地裏の装飾品も窓越しに見え、
路地を通る人々の声が聞こえてくるような雰囲気も
演出されている。

酒処 びじゅつ亭
酒処 びじゅつ亭
酒処 びじゅつ亭
酒処 びじゅつ亭

ブース担当・原田一孝・茂進(ダダ)、菊地誠(テレフィット)

開催レポート#2に続く >>