愛のソレア
#32 わがまま降板
美保の自伝の映画化が決定する。映画化を中止させたい恭一は、久我に一千万円の借金を申し込むが、断られる。恭一のひたむきさに胸を打たれた美保は突然、映画の降板宣言をする。尾崎は逆上し、美保から渡された一千万円の小切手を引き裂く。美保は久我に恭一への思いを打ち明け、別れを切り出す。が、久我は拒絶する。その夜、美保は恭一に電話をかけ、明日の夜九時、ホテルで待っていると伝える。その電話を、嫉妬と苦渋の目で久我が聞いていた。翌日、スタジオでの撮影の仕事が長引き、美保は約束の時間に遅れる。