玄之介（間宮祥太朗）のもとに、元妻・雪乃と駆け落ちした弟の寅之介から一通のメールが届く。玄之介を裏切った罪悪感からか、雪乃の精神状態が不安定だと言う。ぶしつけな内容に無視を決め込む玄之介だったが、寅之介は会って話したいと言い出す。一方、『まるふく工務店』には、70歳で一人暮らしの鎌田武彦（岩松了）から、防犯リフォームの依頼が入る。数日前、侵入した泥棒を追い払った武勇伝を喜々として話す鎌田に対し、玄之介は鍵のつけ替えや防犯ガラスへの交換などの対策案を進言。すっかり営業らしくなった息子の成長に蔵之介（遠藤憲一）は喜び、玄之介が自分に追いつきたくて猛勉強していると知った小梅（波瑠）も、ほんの少しときめいてしまう。ところが、そんな『まるふく工務店』に突然、寅之介がやって来る。蔵之介は激怒し、竜之介（吉野北人）も不快感をあらわにするが、肝心の玄之介は妻をとられた怒りをぶつけるどころか意外な反応を見せ、そのあまりのお人よしぶりに小梅はあきれる。しばらくして、鎌田家の防犯リフォームが正式に決まるが、そこへ鎌田の娘・多田深雪（村川絵梨）が乗り込んで来て、契約のクーリングオフを申し出る。家は売却し、鎌田は娘夫婦と暮らす予定だと言う。しかし鎌田本人はそれを頑として受け入れず、父と娘は激しい言い争いに。するとそこへ、深雪が呼んだ不動産会社が家の査定にやって来る。しかし玄関に立っていたのは思わぬ人物で…。