艶子の店で起きた乱闘事件で不幸にも客が発作のため亡くなる。暴れた男たちは逃げてしまうが、その背後に何かあると感じる柊子。
　柊子の肖像画のことで美紗緒に攻められる律。そんな律に、美佐緒を不幸にすれば律はおろか柊子にも容赦はしないと脅す康一郎。さらに「自由になりたければ私を越えていくことだ」と挑発する。
　康一郎を越えるため、ホテルの改装を引き受けた律は美佐緒の目の前で柊子の肖像画を燃やす。心の中で、ある覚悟を固める律。
　一方、柊子もまた律への思いを胸に秘めていた。しかし、柊子に対しても、美佐緒夫婦に二度と近づくなと警告する康一郎。最悪の場合、横領罪で訴えるという。森との生活すら奪おうとする康一郎に脅威を覚える柊子。さらに艶子の店で死亡した客の遺族が起こした損害賠償請求を起こすという。その示談金として、若槻に法外な額を提示された柊子は…。