柊子は康一郎から、美佐緒の結婚式の花の飾り付けを依頼される。両親を亡くしている美佐緒は、同じ境遇の柊子に親近感を持つ。美佐緒の婚約者は若槻という弁護士だ。
　そんなある日、律が江梨子と共に佐倉家にやってくる。東京の大手エステサロンのオーナー社長だという江梨子は、佐倉家所有の山を売ってほしいと切り出す。研修施設を建てるというが、その山は野生ランの自生地として亡き父が大切にしてきたものなので、柊子らは戸惑う。
　美佐緒の結婚式で、柊子はトラブルをうまく処理し二人は親友になる。
　その日、東京で司法試験の勉強をしている柊子の弟良彦に、異変が起こる。