律への嫉妬を忘れるため男に抱かれようとした柊子。しかし、現れた客は、柊子が嫌悪する同じ高校の先輩・高野だった。
　傷つく柊子に、艶子はもうここへは来ないほうがいいと忠告するが、柊子は首を横にふる。心の痛みを忘れる場所はここしかないと……。
　律は美佐緒から結婚を切り出される。考える時間がほしい、と答える律にふと不安を覚える美佐緒。
　柊子に高野がしつこく付きまとう。柊子は逃れようとするが、力づくでものにしようとする高野。そんな高野を追い払ったのは柊子を心配して現れた律だった。ふと昔のことを思い出し涙ぐむ柊子。お互い、かつての二人に戻れないことは分かっていた。束の間、律の背中に身を預ける柊子。その光景を、美佐緒が見ていて…。