律は美佐緒のマンションにわざと忘れ物をしていく。
　果たして、美佐緒から連絡があり、律はその忘れ物を口実に、美佐緒を自分のスタジオまで呼び寄せる。
　そこへ、柊子から偶然、美佐緒に電話がかかってくる。美佐緒が律と一緒なのを知った柊子は、他人のふりをして、律を電話口に呼び出す。
　間もなく、美佐緒の誕生日がくる。若槻はそれを忘れていて、仕事で帰りが遅くなる。
　その日、美佐緒がボランティアをしている教会に律が現れる。律は子どもたちを利用して美佐緒の関心を自分に向けようとする。
　翌日、夫への不満を口にした美佐緒に、律は愛の告白をする。