<第4回> <第5回> <第6回><第4回> 「恋人は子持ちで痴漢なの!」
希美(常盤貴子)との仲が復活しそうな兆しがある元恋人の康太郎(加勢大周)が、電車で女子高生・菜々子(遠藤ゆう)に痴漢したとして警察に捕まった。身に覚えのないのに、康太郎は成り行きで痴漢を認めてしまい、菜々子は慰藉料を寄越せと言い出した。根っからの技術者で人のいい康太郎は罠にはまったのである。希美が相談すると、千春(深津絵里)は、「裁判にならないようにするには、告訴を取り下げてもらうしかない。お金で解決することね」と言う。だが、真面目な康太郎は「なにもやってないのに罰を受けたりするのはおかしい」と考え込む。康太郎は勤め先でボストン留学が決まったばかりだったのだ。見かねた希美は、一人で「被害者」菜々子宅へ出向き、康太郎の将来を考え、告訴を取り下げてくれ、慰藉料はいくらでも払う、と勢いで言ってしまう。この子にしてこの親あり。なんとその母親・勝子(黒田福美)は1000万円を要求してきた。成りゆきで、希美も1000万円の支払いを約束してしまう・・。
同じ頃、大野(陣内孝則)もピンチに立たされていた。半年前に酒の勢いで「銀座に店を持たせてやる」と口約束をした飲み屋の女・赤西園子(篠原麻希子)が、大野コンサルティングに押し掛け、約束の金を払えと請求してきたのだ。 希美と大野、果たしてこのピンチを切り抜けれるか・・?
<第5回> 「免停と交通違反キップで警察と対決!」
希美(常盤貴子)は、千春(深津絵里)から正式に大野コンサルティングで働かないかとの誘いを受ける。しかし、希美はコーヒーをお客さんに届けるように、言葉や気持ちを他人に伝えることはできても、文句を言ったり、カバチをたれることは、自分には向かないから・・と、それを辞退する。一方、千春は、何と、後輩の金田(岡田義徳)から愛の告白を受けてしまい、ひどく動揺する。その話しを聞いた希美と優太(山下智久)は「結婚生活って、日常生活の延長だから、二人はお似合いだよ」と言うのだが・・。
大野コンサルティングに、弁護士・生田(小林聡美)と、クリーニング店員・中丸(小林すすむ)がやってきた。中丸は、右折禁止の標識を無視したかどで、婦人警官・京子(篠原涼子)にキップを切られてしまい、いよいよ免許停止処分になってしまうという。勤めているクリーニング店長・上田(六平直政)は、免停なら中丸を解雇すると宣告。 そもそも右折禁止の標識が、確認しづらい場所に設置されていることに問題ありと見た千春が、警察署に出向くと、先方も全く強気で一歩も譲らない。
バレンタインデーのさなか、希美や大野コンサルティングと警察の因縁の対決が始まった・・。
<第6回> 「浮気妻慰謝料サギと家賃値上げを撃退」
希美(常盤貴子)と千春(深津絵里)が、希美のアパートでいつものトークを楽しんでいると電話が鳴った。希美の旧友・いずみ(菅原禄弥)が結婚するという。後日、希美の勤める喫茶店「イン・ザ・レイン」に、いずみと婚約者の商社マン・卓巳(豊原功補)がやって来た。が、卓巳は、隙を見て、希美に「携帯の番号教えて」と言い寄る軽薄な男であった。あきれる希美と千春。
同じ頃、希美は、アパートの大家(松美里杷)から、一万円の家賃の値上げを迫られていた。困り果てる希美に、弟の優太(山下智久)は「社会に出たら、バンバン稼いでやるよ」と励ますのだった。
大野(陣内孝則)は希美に、「例の温泉芸者騒ぎの報酬は全て回収した。君は、事務所にもう借金はないから」と彼女を自由にする。希美がいなくなることに寂しそうな千春に、大野は「希美にいつまで甘えるつもりだ? 彼女を縛り付けるのではなく、寂しいなら自分から彼女に歩み寄れ」と諭す。
「イン・ザ・レイン」に卓巳がやって来た。なんと、テレクラで知り合った人妻・アユミ(広沢味希)と待ち合わせである。卓巳とアユミは、ホテルへ。だが、気を許した卓巳は彼女に携帯番号を教え、会社の名刺を渡してしまう。 すぐに卓巳は、アユミと、その夫を名乗る田口という男(伊藤正之)に呼び出される。卓巳は、言われるままに「詫び状」を書く。そこへ、コワモテの石田(金田明夫)という男が割り込んできた。「慰藉料300万円を払え」と石田。石田は「お前は詫び状を書いた。夫の、妻の貞操を要求する権利の侵害についての慰謝料を田口の代理人として請求する」と強気に押してくる。そばで一部始終を見ていた千春は「あんたははめられたんだよ」と呆れたが、なんと希美と千春に卓巳が「助けてくれ」と「仕事」を依頼して来たのだ・・!