圭子の誘いで、アランが伊庭家に訪ねてくる。小百合は猪士郎の反応を気にするが、猪士郎は何のわだかまりもない様子で、アランを歓迎する。小百合の非婚主義を知ったアランは、アメリカにはそういう自立した女性がたくさんいる、と小百合の生き方に拍手を送る。
　菜保子の死から立ち直れない俊彦が、恋愛中の震五郎と惟子に言いがかりをつける。俊彦の野蛮なふるまいに、激怒して去っていく惟子。後を追いかけようとする震五郎をつかまえた俊彦は、惟子と別れるよう命令した。
　その翌日、「非婚同盟の女たちの過去の犯罪」として、丹沢での事件が新聞にスキャンダラスに掲載される。