<青春★ENERGY>結婚披露宴~人生最悪の3時間~

第22回 2006年9月6日(水)放送 あらすじ

もうひとつのシュガー&スパイス

Vol.2『離ればなれのシュガー』

 出版社に勤める中山まどか(関めぐみ)は今井聡(黄川田将也)と同棲生活を送っていた。「掃除しろ」「きれいでいろ」「苦手なものは克服しろ」。ご飯はぜったい手作り。買ってきたお惣菜なんて言語道断…つきあいはじめの頃はそんな几帳面な聡の言葉に応えようと、まどかは一生懸命頑張ってきた。しかし最近では仕事の忙しさも手伝って、すべてが面倒くさくなりはじめていた。
 「それって倦怠期じゃないですか?」まどかの会社の後輩・内藤正人(岡田将生)は、そんな二人のことを言う。実は内藤は密かにまどかに好意をもっていた。
 そんな矢先、聡が仙台転勤となった。会えない時間、寂しさ…でも二人は、お互いが信じあっていれば大丈夫、と離れてくらしはじめた。離れていることで逆に相手を思いやる優しい気持ちを持ち始めていた。
 聡が仙台に転勤になって1ケ月。その日はまどかが聡に会いに、はじめて仙台を訪れる日。この日をどんなにか心待ちにしていたまどか。しかし、仕事を終えて編集部に帰ると編集長(細川智三)の怒鳴り声が! 内藤が特集頁にまったく手をつけていないというのだ。まどかは内藤の仕事を手伝うことを決め、聡の元へ行くことをあきらめた…。
 ある日、聡は東京に出張にきていた。仕事は夕方で終わったのだが、仙台には帰らず、まどかのマンションにむかう聡。しかし、久しぶりに訪れたまどかのマンションは見違えるほどきれいに片付き、冷蔵庫には手作りの料理がずらりと並んでいた。それをじっと見つめ、何かを思う聡…。
 仕事が終わって帰宅したまどかは、マンションの部屋の電気がついていることに気づく。聡が来たのでは!? しかし、すでに部屋には聡の姿はなく、テーブルには聡の合鍵が…。合鍵に気づいたまどかは必死に聡を探したが、どこにもいない。部屋に戻ったまどかに聡から電話が。付き合いはじめの頃のようにきれいになった部屋と手作りの料理に、聡はまどかに新しい男ができたと勘違いしたのだ。言葉を失うまどか。まどかは聡と遠距離になってから、久しぶりに聡に会う日を楽しみに、聡のために必死に頑張ってきたのだった。
 まどかの頬を涙が伝う…そして聡に別れを告げた。
 「好きな気持ちに変わりはなくても信じられなくなったらおしまいだ。私たちは遠く離れた距離や会えない時間、寂しさに、負けてしまった。ケンカばっかりでも、お互いを信じあえていたあの頃は、シュガーな日々だったんだ…」

キャスト

中山まどか(26) … 関めぐみ
今井 聡(26) … 黄川田将也

ほか

スタッフ

■脚本
 渡辺千穂
■主題歌
 「Lyla」 / Oasis
■プロデュース
 鹿内 植
 三竿玲子
■演出
 松山博昭
■制作
 フジテレビドラマ制作センター

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