嵐の涙~私たちに明日はある~
幸せな家庭と、ひたむきに頑張ってきた職場を一度に失い、呆然自失の里子(佐藤江梨子)はどこか遠くへ行こうと石原家を出る。最後に一言別れを告げようと順子(宮地真緒)の家へ向かうと、隣の部屋から親に捨てられたかのような赤ん坊の泣き声が聞こえてくる。そっと抱き上げる里子の目には悲壮な決意が浮かび上がる。
2016年冬、愛知県常滑市。10年前、1人泣きじゃくる赤ん坊に生きる決意を後押しされ、その子を春子と名付けて育てていた里子。10歳になった春子(ほの花)とともに、宮崎(斉藤陽一郎)が経営する常滑焼の工房「宮崎工房」で働きながら、里子は順子が常滑に開いたスナックの2階に身を寄せて暮らしていた。
一方、名古屋の茶道枝川流家元・枝川家では、大造(竜雷太)が喜びをかみしめていた。次期家元就任を控えたまき(遠藤久美子)と事務局長を務める剛太郎(宅間孝行)、10歳になる娘のすみれ(舞優)とが幸せに暮らしていたのだ。しかし…。
2016年冬、愛知県常滑市。10年前、1人泣きじゃくる赤ん坊に生きる決意を後押しされ、その子を春子と名付けて育てていた里子。10歳になった春子(ほの花)とともに、宮崎(斉藤陽一郎)が経営する常滑焼の工房「宮崎工房」で働きながら、里子は順子が常滑に開いたスナックの2階に身を寄せて暮らしていた。
一方、名古屋の茶道枝川流家元・枝川家では、大造(竜雷太)が喜びをかみしめていた。次期家元就任を控えたまき(遠藤久美子)と事務局長を務める剛太郎(宅間孝行)、10歳になる娘のすみれ(舞優)とが幸せに暮らしていたのだ。しかし…。