あらすじ
<第4回> <第5回> <第6回>

<第4回> 「月の砂漠!2人だけの初デート」
 極限状況の中で豹変した本倉高校の教師たちから、砂漠の崖っぷちに追いつめられて絶体絶命の結花(常盤貴子)。暁生(窪塚洋介)は車で駆けつけるが間に合わない。結花は思わず握り締めた鈍器で抵抗して何とかピンチを脱したが、武器となった錆びた栓抜きは、彼女の元教え子・藤沢隆太(妻夫木聡)と共に学校を追われた時の因縁の栓抜きとよく似ていた。
 その頃、学校から少し離れた高台では、結花と暁生たちの様子を観察している武装した「人類たち」がいた。
 夜、月明かりの下でデートする結花と暁生。その途中で発見された本倉高校のプレート。しかしそこには、彼女らが今いる場所に関わる驚くべき内容が書かれていたため、2人は生徒たちに気付かれない様にと砂の中に埋め戻した。
 翌朝、とうとう水道の水が止まった。食べる物も無く空腹の生徒たち。
その様子を見た女教師・関谷(中島宏海)は、独り占めにした食べ物をエサにして大友(山下智久)を誘惑する作戦に出る。そんな中、1人だけ3年生で医学部進学を目指していた柳瀬(鳥居紀彦)が受験出来ない事を理由に、また不安に耐えかねた真紀(石井里弥)も屋上から飛び降りようとしていた。懸命の説得を続ける暁生。
 一方で結花は、プールの水を飲み水に出来ると考えるが、またしても関谷が邪魔に入り争いになる。しかも、関谷の誘惑に負けた何人かの生徒たちが関谷に味方する。
 だが、みんなでモメているその裏では、先程の「人類たち」が学校に侵入しようとしていた・・・。

<第5回> 「非常事態とあまりに突然のキス」
 結花(常盤貴子)と暁生(窪塚洋介)たちは、女教師・関谷(中島宏海)から取り戻した貴重な食料を貯蔵庫に保管した。だが、学校に侵入した謎の「人類たち」がそれを見つけて食べ漁り、そこに遭遇した女子数人に襲いかかる。
 叫び声を聞いた暁生は、高松(山田孝之)らと共に駆けつけて格闘になる。そして、大友(山下智久)が襲われたところを庇って、暁生が怪我を負ってしまう。天才少女・我猛(鈴木えみ)によると、彼らの狙いは“食料”と“女”だと思う。
 本倉高校の一同は自分たちの置かれた状況についてクラスに集合して話し合う。
(1)現代ではまだ開発されていないはずの新幹線の存在、(2)カーナビゲーションに一瞬表示された「2020年」という年代表示、(3)起こるはずのない日蝕の目撃。
 以上の状況から見て、今自分たちがいるのは「人類が滅びる寸前の日本だ」と推論するが、女番長・美雪(小泉絵美子)は「滅びた現代の日本だ」と反論。
 結花は、結論を出せないで迷っていた。

<第6回> 「薬がない!愛する人に涙のキス」
 侵入した「人類たち」に襲われた暁生(窪塚洋介)。傷の痛みを周囲に隠そうとするが、結花(常盤貴子)はその様子を見て心配し、いつしか暁生への・・・かけがいのない愛が芽生えている事に気付く。
 本倉高校跡地付近−。テレビレポーターの中沢(石橋けい)は学校消失の真相を究明すべく、あの1月7日に“学校に向かって吹いた風”の取材に乗り出した。
 教室では、天才少女・我猛(鈴木えみ)が、「人類たち」の1人が去り際に“お前らのせいだッ”と特殊なアジア系の言葉で言い残したと説明。結花と大友(山下智久)は、学校から少し離れたところで石版を発見する。それは、彼らの今の居場所を示す決定的な証拠だった。
 次の日、保健室で寝ていた暁生の容態が急変する。医学部志望の3年生・柳瀬(鳥居紀彦)は、助かる見込みは無いと言う。
 しかし、結花たちは薬を探しに大病院の跡地に向かった・・・。


戻る

バックナンバー
[第1-3回] [第4-6回] [第7-9回] [第10-11回]