あらすじ
<第1回> <第2回> <第3回>

<第1回> 「恋人は!?沈む船・永遠の別れ」
 花屋の娘・三崎結花(常盤貴子)は、大学生の浅海暁生(窪塚洋介)と何気なく出会い、何気なく惹かれ合ったが、あるアクシデントからその後はお互いに連絡が取れずにいた。
 それから一年が経ち、今でも父・重雄(大杉漣)の花屋を手伝う結花と、その花屋の近くにある県立高校の数学教師になった暁生。新米教師の暁生は生徒達に人気があり、女の子に人気の大友唯(山下智久)や、高松翔(山田孝之)たち落ちこぼれ軍団の良き兄貴分であった。
 2学期の終業式の日、花代の集金に学校を訪れた結花。花の発注主はブランド品が大好きで、ローン地獄にハマっている女教師・関谷則子(中島宏海)だった。しかし、彼女から年明けにまた来るように言われ、仕方なく出直すことに。その帰り際、暁生と偶然に再会する。しかし、久し振りの再会にも、暁生の誤解を招く行動から二人の関係はギクシャクし、スッキリしないまま別れてしまう。
 年が明けて正月。暁生は結花を訪ねて花屋に行き、あの後1年間、連絡が取れなかった理由を結花に説明する。
 始業式前日―、運命の1月7日。学校では一部の落ちこぼれ生徒を集めて、冬休みの補講授業が行なわれていた。その日、店番をしていた結花の元に1本の電話が入る。それは、寿司屋の見習いをしている藤沢隆太(妻夫木聡)からであった。久し振りに会う約束をした結花は、出掛けに関谷の花代を集金しに学校に立ち寄る。校庭で結花の姿を見つけ、近づく暁生。しかし、意識し合うが故にちょっとした事でまた口論になる。
 その時、突然に地響きが起こり・・・!?

<第2回> 「2人の約束は?学校が消えた!」
 横浜の本倉高等高校。突然に起きた激しい揺れが収まった。たまたま校庭にいた花屋の店員・結花(常盤貴子)は思わず、教師・暁生(窪塚洋介)にしがみついていた。
 教室も騒ぎになるが、教室の中にいた大友(山下智久)や高松(山田孝之)らの生徒たちには何が起きたのか分からない。しかし、携帯電話は圏外になり、テレビやラジオ、公衆電話も使えなくなっていた。これは地震の影響なのか? 様子を探ろうと学校の外に出た生徒、教師たちは、眼にした光景に唖然とする。
 一方で学校には、住民や生徒の親、結花の父・重雄(大杉漣)らが駆け付けた。テレビ局のレポーター・中沢純子(石橋けい)等の報道陣、野次馬もいて、辺りは騒然としている。やはり、学校に何か異変が起きたようだ。
 その頃、寿司屋の見習い・藤沢隆太(妻夫木聡)が約束の公園で結花を待ち続けるものの彼女は姿を見せず、寂しく立ち去る。
 そんな中、女教師・関谷(中島宏海)だけは、何故かこの事態を一人で喜んでいる。
 これが結花と暁生たちの、愛と勇気と冒険の日々の始まりだった。

<第3回> 「死にゆく恋人に届け!この想い」
 学校が消えた跡地では、報道陣や野次馬も集まり一大事件になっている。警察や消防による現場検証も始まった。
 一方、消えてしまった本倉高校では、異変が起きてから初めての夜を迎えていた。不安が募る生徒たち。結花(常盤貴子)と教師・暁生(窪塚洋介)は先頭に立ち、生徒たちと、生きる為にすべき事の役割分担を決めた。
 だが、女教師・関谷(中島宏海)は校内の食料を独り占めにして、それをエサにみんなを自分の言いなりにしようとしている。教師・若原(中丸新将)の発案で、先ずは周囲の状況を把握しようと、結花と高松(山田孝之)も一緒に車で探索に出る事になる。
 その途中、松葉杖を突いた本倉高校の制服姿の少女・西あゆみ(赤咲伶奈)が、一人で歩いているのを発見する。彼女は、ただひたすら山梨に向かって歩いていたと言う。その探索の旅の果てに、何と結花が命を狙われる事になる。絶体絶命の大ピンチに、助けを求めて声を上げた結花。
 深夜―。店の片付けをしていた隆太(妻夫木聡)と、床に就いていた結花の父・重雄(大杉漣)は、結花が助けを求めて苦しむ声を聞く。家を飛び出した重雄が向かった先は、横浜の・・・とあるホテルであった。


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