ストーリー

2025.07.07 放送

STORY 01

“けいじになってたくさんの人を助けたい”——所轄の刑事として、幼い頃からの夢をかなえようとがむしゃらに働いていた夏井翼(福原遥)は、ある日突然、海辺の児童相談所への出向を命じられる。

気持ちの整理もつかないまま『浜瀬市児童相談所』に出勤した翼を出迎えたのは、翼が想像した児童相談所の「暗いイメージ」とは正反対に元気な子どもたちと、一時保護所で課長兼保育士をしている南野丞(柳葉敏郎)だった。南野の指示で相談課へと向かった翼は、そこで班のリーダーである児童福祉司の蜂村太一(風間俊介)や児童心理司の蒔田向日葵(生田絵梨花)ら職員たちと出会う。するとそこに、頬を腫らし、鼻にはティッシュをつめた児童福祉司の蔵田総介(林遣都)が現れる。蔵田は翼に「あなた、もしやいい人ですか?」と意味のわからない質問をする。翼は蔵田に対して戸惑いを覚える。

そんな折、「子どもの泣き声が聞こえる」という通告があるマンションの住人から入った。訪問を嫌がる母親を説得して中に入ると、ふたりは男の子の内腿にアザがあることに気付く。が、何も言わずに家を出る蔵田に翼は「そのような対応の遅さが手遅れになる原因ではないか」と蔵田にぶつかる。すると蔵田は「児相の仕事は親の罪を暴くことではない」と言い放つ。

翌日、児童相談所へ小学校から189の虐待の緊急通告が入る。その子どもはマンションで会ったアザのある男の子で……。