2013年8月2日
捨てる・捨てない

うちの夫は物が捨てられません。
引っ越しごとに小さなトラック2台分くらいゴミがでます。
結婚して新居に移るときも、夫の部屋にすべての持ち物を収納するという条件のもと、一番広くて収納の多い部屋が夫の書斎になりました。
が、約束なんて破るためにある!と言わんばかりに、すでに廊下が夫のもので侵食されはじめています。

夫の仕事柄、ありがたいことに色々なものをいただくし、ロケや出張に行くと家族のためにと色々買ってきてくれるのは嬉しいのですが・・・

それにしても一回に買ってくる量が多すぎるのではないか?
あきらかに今までもこれからも一度も使わないのではないか?
枕は一人1つでいいのではないか?
同じティーシャツはこんなに要らないのではないか??

キッチンにもなんだか分からない昆布(夫の好物)や七味(夫の好物)、地域限定のラーメンやおせんべい(夫の好物)、リーフパイ(夫の好物)や色々なジャム(夫の好物)などなど・・・賞味期限も確認できていない。

アナウンス室の捨てられない代表・笠井アナ

ダイニングの上は何枚もの小さなメモ帳と夫宛ての郵便物の山。
そして使いこなせなかった電子機器たち。

無断で捨てちゃいけないと思い、『もうこれ絶対使わないと思うから捨てちゃうよ!』と尋ねると『あとで自分で片づけるから!』と一蹴され、でも一向に手をつけようとしない。
本人曰くその時間がないらしいのですが・・・。

あーー!!全てゴミ袋につっこんでまとめて一気に捨てたい!!!!
今まで私が捨てるのは、と躊躇していたのですが、存在すら忘れているものなら、夫が気が付かないうちにこっそり捨ててみよう。

と、絶対に大丈夫そうな、調味料ラックの中で私が買った覚えのない“七味ラー油”なるものをこっそり捨ててみました。

その夜、夫。
『あーーー!!ここにあったラー油がない!
お前、捨てただろう!!楽しみにしてたのに!!!』

気が付いた。

結婚したばかりの時に上司に言われたことがあります。
『うちの旦那さん、物が捨てられないんですよー!すごい量で。』
『なるほど、だからお前も捨てられなかったんだな。』

ふむ。捨てなくても良い事もあったな。

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