6月から『ユメノハシラ』(毎週火曜日22:54~23:00)のナレーションを担当することになりました。
毎回各界で活躍している人にスポットをあてた5分番組です。
その日も、どんな風に読もうかと考えながら収録スタジオに向いました。
スタジオに着き、スタッフと共に原稿をチェックすると・・・
『うお!彼、私の大学時代の友人です!!』
『ではよくご存じで。説明はいりませんね。』
なんと今回フィーチャーされていたのは、私の大学時代に入っていたテニスサークルの同期でした!
最近独立して結構メディアにでているよ、と噂では聞いていたものの・・・
彼がフジテレビの番組に出演して、さらにその彼についてのナレーションをアナウンサーになった私が読むことになるとは!
たった5分ですが、モニターに映る彼を見ながらナレーションをあてていると、なんだか不思議な気持ちになりました。
その当時、彼と何かの用で夜電話で話していた時のことを思い出しました。
『人生に起こる全てのことは、はじめから全部決まっている、と僕は思うんだ。』
もう10年以上も前のことなので正確な言い回しは覚えていませんが・・・。
人生に起こる嬉しいことも悲しいことも思わぬハプニングも、思い悩んで選んだ道も、偶然だと思っていたことも、その人の死ぬまでのすべての物語は既に書き終えられていて、それを読み進めていくだけ。
当時の私はそう解釈し、その言葉は社会人になってからも思い出すことがありました。
そんな彼から、メールが。
『こんな日が来るとは、大学時代、想像もできなかった。』
彼の言葉を借りれば、この偶然もあの時すでに決まっていたことで・・・。
そう思うと、今切に願うことがある。
ああ、わたしの人生が喜劇でありますように。と。